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「考えすぎる」は短所ではなく、イノベーションにおいては必須の行動様式
✔︎ 「考えすぎる」は慎重さの表れであり、イノベーションにおける重要な長所である
✔︎ イノベーションは大量行動と深い思考の組み合わせから生まれる
✔︎ 深く考えた後は、具体的な行動計画に落とし込み、実践に移すことが重要
「考えすぎる」は「慎重さ」の裏返し
「考えすぎる」という言葉には、しばしばネガティブなイメージが付きまとう。「石橋を叩きすぎて壊す」なんて表現で揶揄されたりもする。
しかし、「考えすぎる」ことは、「慎重さ」と捉えることができる。さすればそれは長所となる。
「慎重さ」とは徹底的な思考だ。ひとつの思い込みにとらわれることなく、多角的な視点で物事を徹底的に考え尽くす。
ありとあらゆる観点から分析し、MECEに構造的に分解・整理し、それに対する施策やアイデアを洗い出し、メリット・デメリットやリスクを考慮して、優先順位を定める。
徹底的に考え尽くす「慎重さ」は紛れもない長所だ。
イノベーターは大量行動と深い思考で成る
イノベーションは、単に新しいアイデアを思いつくだけでは成りはしない。
イノベーションに辿り着くためには、さまざまな教科書で言われているように、まず大量行動が必要となる。
イノベーションとは、現在の当たり前を否定し、未来の当たり前を創ること。既存の枠組みを超え、新たな価値を創造するプロセスなのだ。
まずはその新たな価値を掴むために、行動によってインサイトを得ることが必要になる。そして同時に深い思考が不可欠だ。行動によって得られた事実を、構造的に理解し、分析することによって、新たな価値に繋がるインサイトを得ることができる。
「慎重さ」を「実践」へ転換する
もちろん単に机上で考え尽くすだけで未来は創られない。当然のことながら、その先で改めて行動に落とし込まなければならない。
リスクとメリットを徹底的に考慮し、最善の解決策を見つけ出すまで、思考を巡らせる。そして、その上で、実践に移すために具体的な行動計画に落とし込む。
行動への落とし込みができていないから「石橋を叩きすぎて壊す」となるのだ。石橋は叩いてもいい。未来を創出するためにこそ、思考を行動に変えることにしっかりと意識を向けることが大事だ。
イノベーションに「考えすぎる」深い思考は、切っても切り離せない。重要なスキルであり行動様式だ。しかし同時に考えているだけでイノベーションは成し得ない。深く考え、果敢に行動することが、真のイノベーションを生み出す鍵となる。
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