026. イノベーションとは、好き嫌いだ
イノベーションの先にある未来は予測することは誰にもできません。
ましてやコロナショックという未曾有の危機が起き、ウィズコロナの生活が長くなる中で、果たしてアフターコロナがどのような生活様式に落ち着くのか。
コンピュータの情報処理能力の向上、インターネットの普及、スマートフォンによる日常のデータ化。すでに不確実性が圧倒的に高まっていた未来が、より読むことが不可能になりました。
この中でイノベーションの種がなんであるかなど、到底想像がつくものではありません。いや、そもそもイノベーションを成し遂げる者はいつの時代も「クレイジー」と呼ばれる人たちですから、その種なんて普通の人が普通に考えて思いつくものではなかったはずです。
ならばイノベーションの種は何によって判断すればよいのか。それは「好き嫌い」です。そんな単純なことから始めることでよいのです。
「好きか嫌いか」の判断は、自分の価値観によります。だから好き嫌いを突き詰めることは、「個」の表現、つまり個性の確立へと繋がります。
この個性こそが、皆が「円」といっているものを、違う角度から「球」であると、「円錐」であると、「円柱」であると、クレイジーに物事を見ることに繋がります。
「当たり前」を「当たり前」とせず、否定することで、未来の「当たり前」を見出し、それを実現するための行動を繰り返すことこそがイノベーションに繋がります。
そして「好き嫌い」という感覚こそが、共感をうみ、共鳴へと繋がります。それが共創へと繋がり、イノベーションが加速していく。
「好き嫌い」こそがイノベーションの源泉となるのです。
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