マガジンのカバー画像

明清交代人物録

51
台湾に関わりを持つようになってから、言葉の勉強を兼ねて中国語による台湾の歴史の本を読むようになりました。その中で特に興味を持ったのは歴史家曹永和氏の著作です。17世紀の台湾の歴史…
運営しているクリエイター

#タイオワン

【明清交代人物録】フレデリック・コイエット(その十)

コイエットは最大限の努力をしてゼーランデイア城攻防戦に臨みましたが、衆寡敵せず鄭家軍に降…

【明清交代人物録】フレデリック・コイエット(その七)

長崎からバタヴィアに戻ったコイエットは、すぐにタイオワンに副長官として派遣されます。彼も…

【明清交代人物録】フレデリック・コイエット(その六)

コイエットの直前のタイオワン行政長官に、コーネリアス・カエサルが就任しています。フェルブ…

【明清交代人物録】フレデリック・コイエット(その五)

1652年4月、コイエットは長崎オランダ商館長として再び任命されます。この時は、すでにタイオ…

【明清交代人物録】フレデリック・コイエット(その四)

1652年、オランダ東インド会社タイオワン商館における最大の漢民族反乱事件、郭懷一の乱がおこ…

【明清交代人物録】フレデリック・コイエット(その三)

コイエットは、バタヴィアに戻った後すぐにタイオワン商館に副長官として派遣されます。これは…

【明清交代人物録】フランソワ・カロン(その八)

フランソワ・カロン編の最後に、彼と少なからず共通点を持っている人物、フレデリック・コイエットと彼との関係について触れます。 日本の商館長と台湾の行政長官を歴任 まず、この2人の共通点の一つは、2人とも日本の商館長と台湾の行政長官を経てきているということです。カロン編その3で述べた様に、オランダ東インド会社の中では、この2つの商館は商品の販売先と調達元という相互補完的な関係にあり、バタヴィアの本部から見ると、東アジア担当グループといった位置づけになります。そして、日本の商館

【明清交代人物録】フランソワ・カロン(その六)

平戸でオランダ東インド会社で料理見習いの下働きから、商館長というトップにまで上り詰めたカ…

【明清交代人物録】フランソワ・カロン(その三)

ここでは、まず平戸/長崎オランダ商館とタイオワン商館の密接な関係を述べます。オランダ東イ…

【明清交代人物録】フランソワ・カロン(その二)

平戸のオランダ商館というのは、ヨーロッパの最先端の商業活動ノウハウをもっていて、日本に設…