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明清交代人物録

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台湾に関わりを持つようになってから、言葉の勉強を兼ねて中国語による台湾の歴史の本を読むようになりました。その中で特に興味を持ったのは歴史家曹永和氏の著作です。17世紀の台湾の歴史…
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#鄭芝龍

【明清交代人物録】洪承疇(その十九)

ここから、清が明の残存勢力を倒し、中国全土の制覇を進めて行くフェーズに入って行きます。 …

【明清交代人物録】洪承疇(その十八)

ここで、僕がこの人物に興味を持つきっかけとなった、晉江の黃家が洪承疇にアプローチして、明…

【明清交代人物録】鄭芝龍(その十ニ)

鄭芝龍が北京に送られてから、最後に処刑されてしまうまでの様子を紹介してエピローグとします…

【明清交代人物録】鄭芝龍(その十一)

鄭芝龍は、北京に送られて実に15年にも及ぶ軟禁生活を送ることになります。これは、福建におけ…

【明清交代人物録】鄭芝龍(その十)

1644年、明王朝は李自成の軍隊に北京を落とされ崩壊します。そして、その直後李自成の軍隊は清…

【明清交代人物録】鄭芝龍(その九)

ここでは、台湾にとっての鄭芝龍の関わりを見てみます。作家の湯錦台氏は、"開啟台灣第一人"と…

【明清交代人物録】鄭芝龍(その八)

この様にして、鄭芝龍は東シナ海の覇者となりました。ここで、鄭家軍の支配する交易の内容と組織がどの様なものであったのか、彼らにはどのようなノウハウがあったのかを見てみましょう。 海外と国内のネットワーク この時代に福建人、特に閩南人と呼ばれる泉州と漳州の人たちの海外進出が進んでいます。後に華僑となる人達は、ほとんどがこの閩南人の末裔です。鄭芝龍の海外交易拠点もこの華僑の進出した土地と一致しています。 具体的には、現代の国で行くとインドネシア、タイ、マレーシア、タイ、フィリピ

【明清交代人物録】鄭芝龍(その七)

鄭芝龍が最終的に東シナ海の王者になることになると考えられる、料羅灣の戦いがあります。これ…

【明清交代人物録】鄭芝龍(その六)

オランダの配下であることをやめて、独自の勢力となってからの鄭芝龍について触れます。彼はま…

【明清交代人物録】鄭芝龍(その三)

オランダとスペインの抗争  オランダと福建商人が手を結んだ背景には、オランダとスペインの…

【明清交代人物録】鄭芝龍(その一)

歴史小説が好きでしたので、大学のころから司馬遼太郎と陳舜臣の本を読み漁りました。今でこそ…