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【雑記】バカでノリが良いって最高じゃないですか?

・素直さとは、事実やアドバイスを疑ったり逆らうことなく真っ白な心で受け入れ、そこから努力するという謙虚な姿勢のこと
・勇気とは、普通の人が感じる不安や躊躇、恥ずかさなどに対してものおじせずに立ち向かう積極的で強い心意気のこと

知識や経験よりも素直さと勇気があればいい

起業に必要なものは何かと質問されたとき、私はそれは“素直さ”と“勇気”ではないかと答えます。もちろん起業しようと考える事業領域についての知識や経験はあるに越したことはないのですが、事情に精通しているからこそ、時としてそれが固定観念となって邪魔にもなり、起業を踏みとどまらせてしまうことがあります。ですから、必ずしも知識や経験が必須だとは考えていません。

それよりもわからないことを「わからない」「教えてほしい」と言える素直さの方が大事だと思います。起業をするときよりも起業後の方が多くの困難にぶつかります。そのときに会社や自分の成長のために小さなプライドを捨て、年下だろうが後輩だろうが相手に自身の置かれている状況を正確に伝え、素直に助言を受けられるかどうかは会社の生死を分けるといっても過言ではありません。

覚悟できない人に勇気は湧いてこない

それともう一つの大事なことは勇気です。リスクなく起業ができるわけがなく、どこかで覚悟を決めて一歩を踏み出さなければなりません。しかしながら、起業セミナーや自己啓発本などから影響を受けて起業を望む人は多くいますが、実際に行動に移す人はごくごく少数です。これは想像の範囲のことですが、その理由として多くの人が順番を勘違いをしていることにあるのではないかと考えています。

具体的にいうと、私たちは覚悟を決めるから勇気が湧くのであって、勇気が湧いてから覚悟するのではないということです。起業したいと言いつつ、いつまでたっても起業しない方々を見ていると、色々な理由をつけては行動を先延ばしにしています。準備が完璧に整えば勇気が湧いて覚悟が決まり起業できると思っているのです。しかしこれは誤りで、ある中で工夫してやりくりしていかなければならないのがそもそも経営なのです。

起業後も内部からも外部からも予想外なことが身の回りに度々訪れます。一人だけの力で問題や課題を解決できることは少なく、誰かの力を借りなければならないことも多くの場面で出てきます。そのときに小さなプライドを持っていたり、自分の意見と異なるからと聞く耳を持たないような人に誰も手助けはしてくれません。どんな状況でも諦めずに何とかするんだという覚悟が一番始めに必要なのです。

ノリが良いとは悪いことではない

自分のことを話すと、これまでの人生で新しい世界に飛び込もうとしたとき、そのための知識を得てから始めようとはあまり考えませんでした。事前に得た情報と実際の経験で大きく異なるのは世の常ですし、いつも走りながら考えれば良いと思っています。ですので、私は毎回無知な素人からスタートしています。

自分が無知な素人であれば固定観念もプライドもありません。その分野では自分はバカであると素直に認められます。そのことを恥ずかしいとも思っていませんので気兼ねなく質問や相談ができ、臆することなく行動も起こせます。その分、人よりも成長が早いかもしれません。つまり、素直さとは自分はバカであると認めることであるようにも思えます。

一方で勇気とは強い心意気のことですが、何でもかんでもいちいち覚悟を決めていては実行までに時間がかかって仕方ありません。人生は一度きりであっという間に終わってしまうので、長い時間をかけて覚悟が決まったとしても、“時すでに遅し”になりかねません。そこで便利なのがノリです。いつでも何でも「YES!」と言えるノリの良い体質にしておけば良いのです。ノリの良さが覚悟を決めるスイッチになるのです。

飛び方を覚える

遊びも仕事もすべては人間関係から始まります。友人を遊びに誘うときに毎回返事に迷っていて時間がかかる人を何度も誘うことはないと思います。仕事も同様で「一緒にやってみない?」と誘われたときに、いつまでもウジウジしてはっきりした態度をとらないでいれば自ずと誘われなくなります。

どのように生きていても不安や恐れからは逃れることはできません。どの立場になってもそれなりのものが訪れるからです。もしそこから飛び出したいなら勇気が必要で、飛び続けたければ素直さが必要なのです。自分の思うように生きたいと願うのであれば挑戦は早いに越したことがないですし、一度飛び方を覚えたなら、転んでもまたすぐに飛べるはずです。


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