俺はどこに行く?D1サッカーへ
今回は短期大学から四年制大学へのトランスファーについて。短期大学2年生になり、私は来年の夏がトランスファーの時期になる。そこで現役ホヤホヤの私が取り組んでいることも含め、トランスファーについて紹介しよう。私がやらずして誰がやるんだ。それはさすがに言いすぎたが、あくまで私の個人的なやり方と見解であり、これが全てではないことを了承して読んで頂きたい。
編入について。
君はどう考えている?
2年生になったら、、、オファーが来たら、、、と思ってないか。それでも良い。ただ今からでも出来ることや意識できることはあるよという知識は持っておいて欲しい。
まず編入とは。
二年制及び短期大学から四年制大学に大学3年生として入ること。
入り方は主に2つ。1つは、大学側からオファーをもらうこと。2つ目は自ら大学へメールを送ること。
大学のオファーは、NCAAのD1、D2、D3、NAIA等の大学から受ける。
君は行きたい大学のイメージは何となくあるかな?
アメリカの西側か東側か、山にあるのかそれともビーチ、田舎、大都市か。キリスト教の大学?サッカースタイルはどう?奨学金・気候・ユニフォームの色。何でも良い。
とにかく2年後に自分が行きたい所・これだけは譲れないものを想像するだけ。
そこから全てが始まる。それさえ決まれば全てが動き出すよ。過酷な勉強のモチベーションにだってなる。
さあ始めよう。
次にサッカーと勉強を分けて、紹介するよ。
まずはサッカー。
行きたい大学があるかないか関係なく、とにかく多くの人に見てもらえるところでプレーをすることが大事だよね。
つまりは全米大会が1つの重要な機会になってくる。
一年生の全米大会がカギ。
なぜ?
そこでどれだけ周りに自分を周知できるかが、その先に絶対に繋がってくる。決して2年生の時では遅いと言うことではない。早いなら早いだけ尚更良い。トップ校(全米ランク上位)の多くはおよそ2年前からリクルート(選手獲得に向けたリサーチ)が始まり、1年前にはおおよそ獲る選手を決めていると聞いた。アメリカの大学スポーツの熱狂ぶりを知っているか?アメリカ人のほとんどが四年制大学でプレーをしたいと思っている。大学スポーツの信仰が強いからね。だから競争は激しいし、どこの大学も世界中からリクルートをしている。
つまり短期大学からトップ校に行くことは結果さえ出せば行けるものではないのだ。運が左右することだってあるよ。
もう少し話を掘り下げるね。
四年制大学には各ポジションに選手が2〜3人ずついる。
四年生はスタメンに何人いる?どこのポジション?
こんな何でもない質問が意外と重要だったりするんだ。
大学はその四年生が卒業するにあたって、そこのポジションをリクルートで補強をする。常に良い選手が揃う四年制大学は各学年ごとに万遍なく選手を取る必要がない。だからこれも多少の運が大事になってくる。ロースター(インターネットの大学の選手名簿)で確認も必要になるかもしれない。
これはウチの去年のキャプテンが大学へメールを送る際に使っていた方法で、卒業する四年生を確認して、うまいように自分を売り込んでいた。頭いいよね笑
1番良いのは、全米大学で大暴れして、大学側から獲らざるを得ない状況を作ることである。
でも今はプレーと知識を分ける。よりトランスファーに向けて知識を増やす方が賢いかもね。
次はメールについて。自分で内容を考えて、それを行きたい大学に送る。
簡単そうかい?笑
私は昨シーズンの春のセメスターに約40校ほどメールを送った。多いか少ないかはさておき、それだけ時間がかかる。ということは、早めに始めた方がいいのはわかるよね?
現在10月はシーズンの真っただ中だけど、今送るとより効果的。シーズンの途中なので、大学の監督が見に来てくれる機会が増えるから。全米に行ければ効果は絶大になるかもね。毎日勉強で忙しいけれど、未来の自分に投資する感覚で少しずつ始めてみてはいかが?
さてメールはどうやって書くのか。
1番はチームメイトに書いてもらうのが最善。『四年制大学にメールを送りたいんだけど、内容考えるの手伝って!』これで一発。
去年に私が送ったメールを軽く参考にして欲しい。
まずは題名を必ず書いて。社会にでても同じだけれど、リクルートのコーチは毎日世界中から何百何千とメールを受ける。題名を載せ忘れると、その場で消去されかねないよ。
そして簡潔に。一発でわかりやすいようにする工夫も必要。僕の下の名前はHIROYOSHIと少し長いので、言い易いように短くした。そんなやり方もある。
内容も簡潔に。
最初から熱くその大学への思いを語るのもありだが、相手も人間だし長いと読む気失せるよね。笑
自己紹介を済ませて、そこの大学のプログラムに行きたいと述べるだけ。
それだけでいい。ひとまずは。
シーズンを通して、全米大会であったり、個人で何かを受賞するとよりあなたが魅力的に見えるよ。
アメリカはデータ社会。どのくらいスタメンで出てて、どのくらいゴール・アシスト数があるか見られる。そこの知識は頭に入れて、目の前の試合をバチバチにプレーしよう。
シーズン終わったらでいいから、チームから今までの試合の映像をもらって、シーズンのハイライトを作ろう。メールに載せても良し。作り方は簡単だから、今度紹介するよ。
あとはアシスタントコーチ・リクルーティングコーディネーターに送ること。送る際にコーチの名前は名字ね。Hiroyoshi Kusaコーチだったら、Dear Coach Kusaになる。後ろと覚えとけば大丈夫よ!
インターネットで大学サッカー部のRosterを見て、コーチの欄にあるメールアドレスに送るだけ。くれぐれも大学名やコーチの名前の間違えはないように、、、送る際はサイド見直しを。
次は勉強。
短期大学卒業に必要なクレジット数は知っているかな?
大学ごとによって違うけれど、うちは61。僕は今35あって、今セメスターは16取っている。残り今の16と10。無事卒業できるかな笑
大学によって、単位が取りやすかったり、0クレジットの英語の授業が多めだったりするところもあるから、インターナショナルアドバイザーと自分の授業を組んでもらってる人にそこは相談が必要かもね。D1の大学に行きたいんだけど、どうしたらいい?とかさ。
最後に
僕が大学を探すにあたってしたことを紹介するね。
・サッカーNCAA D1 の大学を全て覚える。
・Youtubeで各大学のサッカースタイルを研究。
・チームメイトに大学を聞きまくった。(パーティ・可愛い子は多いのかとかもね笑笑)
・近くのD1の試合観戦。
あなたのアメリカ留学がいいものになることを祈っている。
草 宏禎
草 宏禎 ノースカロライナ州にあるLouisburg Collegeに在学中。
今はリーグ戦を戦いながら、学校の勉強に追われている。残り5節、勝って全米に繋げたい。