デジタルノマドの新聖地、マデイラ島でリモートワークしてみたレポート
マデイラ島とデジタルノマド
ポルトガルのマデイラ島はポルトガルの首都リスボンの南西約1000㎞の大西洋上に位置し、気候や雰囲気は沖縄に近いです。そのため、冬は寒いヨーロッパの人たちに人気があります。サッカー選手のクリスティアーノ・ロナウドの出身地としても有名です。
マデイラ島は2021年の2月からデジタルノマド(デジタル関連の仕事で収入を得ながら長期で旅をする人たち)を積極的に受け入れています。
デジタルノマドの公式ウェブサイトは以下になります。
デジタルノマドたちの主なコミュニケーションツールはSlack(とプライベートなWhatsApp)になり、上記の公式ウェブサイトから申し込めます。
マデイラ島は街としてはFunchalが一番大きいのですが、Ponta do Solがデジタルノマドのコミュニティの始まりです。
今回、私はPonta do Solに10日間、Funchalに4日間滞在し、リモートワークを体験してきました。
マデイラ空港 → Funchal → Ponta do solへ
普段、私はドイツのベルリンに住んでいますが、今回はポーランドのワルシャワから直行便で来ました。
空港から一番大きな町のFunchalには5ユーロのバスかタクシーで行けます。
FunchalからPonta do Solには基本的にタクシーになります。
Ponta do Solのノマドコミュニティ向けに16時30半からバスが出ていますが予約が必要です。(逆向きのPonta do SolからFunchalは9時です。)
ちなみに、車・バイクの免許がない場合はFunchalに滞在する方が便利です。私は免許を持ってないですが、Ponta do Solに長期滞在している友人に色々と助けてもらいました。
Ponta do Solのコワーキングスペース
Ponta do Solのコワーキングスペースは無料です!(Funchalの方は€12/dayで有料です。詳細)
毎日午前9時から午後6時まで空いており、無料のwifiも提供しています。お手洗いも建物内にあります。
実は公式のYoutubeビデオ紹介を見ると実際の雰囲気が一番分かりやすいです(笑)
デジタルノマドたちの様子
マデイラにデジタルノマドの招致を企画したGonçalo氏に話を聞けたのですが、オフシーズンの秋から春は約200人、シーズンの夏は100〜150人くらいのデジタルノマドが滞在しているみたいです。
オフシーズンの寒い時期の方が、ヨーロッパ中から避寒地として暖かい島に長期滞在する傾向があるようです(笑)
私が実際に会ったエンジニアは
フロントエンド
バックエンド
アーキテクト
ビッグデータ
機械学習
セキュリティ
サウンド
ゲーム
他にはUI/UXのデザイナー、デジタル・マーケッター、コピーライターでした。
デジタルノマドの出身国としてはドイツ、ポーランドなど中央ヨーロッパの人が多いようです。北米、アジアの人たちもちらほらと見かけました。私が来る2週間前に日本人の女性が来ていて、日本にも同じようなコワーキングスペースを作りたいと話していたようです。
家賃相場
コワーキングから100mほどのColivingの1室で€500~700という感じであり、イギリス、フランス、ドイツなどの都市に比べると半額に近い相場感です。
コワーキングスペースから半径1キロくらいの一軒家も€600〜1000が現在の相場の様です。ただし、デジタルノマドたちのせい/おかげで需要が増えたため、家賃は段々と上がっているようです。
この家賃相場の流れは止まる気配がないので、デジタルノマドを始めるなら今がお得みたいです。
コワーキング以外のPonta do Sol
バナナ畑と、オレンジ屋根の古民家が立ち並ぶ景色と、青い海がとにかく素敵です。(Simple is best!)
沖縄のような自然豊かな場所が好きな人に向いています。
ポンチャはマデイラの伝統的なアルコールであり、ラム酒+砂糖+蜂蜜+柑橘系のジュースを混ぜたカクテルです。
Funchalについて
Funchalはマデイラの一番大きい街で、文化的なものを楽しみたい場合にお勧めです。
その他のマデイラ
とにかく料理が美味しいです😍
魚好きな日本人の舌に合います。
海と山の両方を存分に楽しめます。気軽に行くならスイミングとハイキングですが、パラグライディングやスキューバダイビングなども人気です。
お土産情報
特産品はワイン、バナナ、ポンチャ、チョコレートなどです。
おまけ
自然豊かなデジタルノマドの場所といえば、ジョージアのティビリシがデジタルノマドビザを発給していて有名だと思います。
文化的な街かつ物価安なために有名なデジタルノマド地もあり、以下のサイトが参考になります。
一位のハンガリーのブダペストは私の周りのヨーロッパ人の評判を聞く限り、納得です。個人的には電子国家としてデジタル化が進んでいるエストニアのタリンに興味があります。
以上です。
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