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ゾーンに入る技術👣

ゾーンに入る技術 という本からシェアいたします。

著者は辻 秀一さんというスポーツドクターであり、コーチングやメンタルトレーニングなどを指導している方です。

ゾーンというのは 気づいたら何時間も勉強してた、周りの人が止まって見える、ボールが止まって見えるなど時間の感覚がある行為に没頭したフロー状態になり、極限の集中をしていること状態を指します。

一流のスポーツ選手はゾーンを意図的に使えるようにトレーニングし、ハイレベルなパフォーマンスに繋げています。

ゾーンに入るには フロー状態 になることが鍵です。
このフロー状態は 1970年 行動科学の心理学者 チクセントミハイ博士が提唱した概念です。スポーツ、芸術、ビジネス、勉強、医療などのパフォーマンスの種類を超えて、質の高い状態は共通だと考え、フロー状態と名付けました。
このフロー状態はマイナスな思考はなく、挑戦に満ち溢れた精神状態と仰られてます。

やってみたいと好きという気持ちが前提としてあり、
没頭して集中した状態を作り出すことができればゾーンに入りやすいのです。

なぜ人は気が散るのかという点では 3つの要因があります。
「環境」「出来事」「他人」です。
これらは人の揺らぎと とらわれ と関連します。
集中は心状態にかなり影響されます。
現在の環境、過去の経験や人の関係の中でマイナス感情を引き起こすものが散らしてしまう原因になりうるのです。人間の脳は勝手に意味づけを行うよう仕組みができているのです。例えば、雨だから気分が上がらない。もともとこんなことしたくなかった。などの感情って感じたことあると思います。集中ができない、心がしようとしない、これらの状態をノンフロー状態と呼びます。

●認知脳とライフスキル脳 と集中脳
認知脳とは 何をするのか という目的を明確にすること、何やるべきで、ここまでどれぐらい自分はやるのか という決意と認知をすることです。
外側の出来事に対して、状況を判断し決定づけをする。マイナスな意味づけを一緒にしてしまうということにもなります。

ライフスキル脳とは
この脳は内側の心の状態を ゆらがず、とらわれず のフロー状態にしてくれるものです。
パフォーマンスの質は 何をするか と どうやってするのかの2つであり、ライフスキル脳はどうやってするのか という部分の働きを決定づけする働きを持っています。
2つの脳の働きがバランスよく機能している時が集中状態です。
そしてこの2つの脳を集中脳と呼んでいます。

フロー状態を作り出し、よりゾーンに近づくためには 認知脳とライフスキル脳 という2つの要素が必要となります。
何もとらわれや心に不安感がなく、わくわくして没頭して集中することでゾーンに入る可能性が高まるのです。
知識、実践、シェアすることで鍛えることができます。

●認知脳が心の状態を作り出している
感情に気づくというのがフロー状態へ入る最初のステップです。
楽しい、好きという気持ちが大切です。
人間は"感情"ではなく出来事を考えて自分の状態を分析してまう傾向にあります。結果にフォーカスを当てて考えることが非常に多いのです。
気分や気持ちという感情に気づくことが今自分がフロー状態か、ノンフロー状態なのか 確認できる要素になります。
楽しい、わくわくする、嬉しい、好き、うざい、イライラするなど行動1つ1つにどんな感情を持ってやっているか分析します。
言い訳を考えたりしてまった場合はノンフロー状態になっています。

●ライフスキル脳をマネジメントする
よりゾーンに入るためにフロー状態へ近づけるのが何よりも条件です。このフロー状態になるために 4大自己ツール という 表情、態度、言葉、思考の4つから成るものがあります。
ほとんどの人は環境、出来事、他人よる外発的動機で自分の心を決定してしまい行動してまいます。4大ツールよりプラスになる選択をし自分の心を決定していこうとしようとすれば必ず良い集中状態を生み出せます。

●今という思考の選択
誰しも今に生きることが大事だ と知っているはずなのです。過去、現在、未来という3つの紐の中で人はよく過去の紐を引きます。事実を認めて、次に何をすべきかを考えるだけの振り返りならばいい選択になります。ですが、そこに失敗した出来事の感情も引き連れてはいけません。ノンフローへ引き込まれてしまいます。
そして現在を見ようとすると未来へ思考を逃げようとするのも人間誰でもしてしまう選択です。未来はわからないので、不安な感情が沸きやすく、揺らぎが生じてノンフローになってしまいます。

今すべきこと、できること、どんな感情を持って取り組むかにフォーカスすることでフロー状態に近づくことができます。

参考になるのがイチロー選手です。常に今できる最善の行動を選び、最高のパフォーマンスができる状態に持っていく準備をします。

●与えることでパフォーマンスを上げる
プレゼントをもらうことで人はフロー状態になれます。でもこれでは相手に依存し出来事に左右されやすくなってしまいます。では逆に与えるということをすると、準備するところからわくわくすると思います。これをフォワードの法則 と呼んでいます。与えたから相手から何か返ってくるからではというのことではないです。
与えるということは 人間固有の崇高な脳の力なのです。
相手にリスペクトを持ち、応援することでもフロー化できます。

●感謝の思考で行動する
ありがとう という思いは、ハイパフォーマンスを生み出す第1歩です。感謝の心は人にエネルギーを与えフロー状態できるのです。逆も然りです。
ここでは外部状況に関わらずこの思いを持つことが大切です。
自分自身をフロー化させるために感謝というスキルを実践するのです。
剣道の世界には 打って反省、打たれて感情 という言葉があるそうです。
感謝というのがどんな時も自分をフロー化してくれる鍵になります。

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