物語とわたしのはじまり

わたしは昔、とても友だちの少ない子でした＾＾；
だからいつも、班分けやペアを作る場面が
苦手でしょうがなかったです。

そんなぼっち気味のわたしでしたが、
親や先生には友だちの多い子だと思われたくて、
いつもニコニコ明るい子を演出していました。

でも、どれほど一生懸命演出しても
ぼっちであることに変わりはなく、
居場所がない日々は非常に困りました。

そんなとき「本」は強い味方でした。
マンガも大好きだったのですが、
学校へは一緒に行けないので、
もっぱら小説と過ごしていました。

物語たちは、ひとりぼっちのわたしでも
ドラマチックな主人公になれるんだと、
あふれるほど豊かな景色を見せてくれました。
おかげでわたしは、無事（？）大人になれました。

大人になった今も、物語はわたしの味方で、
いつでもそばにいてくれる大親友です。

読むだけではあきたらず、
自分で物語をつくるようになったのが
いつだったのかはもう覚えていません。
今はただ、物語をつくる毎日が
あたり前にある生活がとてもとてもしあわせです。