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【現代詩】共通点

今朝 痛みで起きて
貴方と私の共通がわかったんだ

痛み
それを散らすために
辛い痛みは鎮痛剤では消せない

絵を描く
詩を書く
酒を飲む
一時的に柔ぐ

攻撃する
突破する
ぶちかます
一時的に忘れる

恐怖のリバウンド

痛みをどうにかするために
僕は生きてきたようだ

痛みは友達
そして家族
君との共通点

昨日
母親と電車であった
お互いに他人振りをした
傷ついている 
お互いに
永遠に
宇宙に刻みつけてる
別々の方法で
それが
発展
開発
人が人でいられる
共通点

君とは
そこに接点がある
共通点
だから書くしかない
共通点を

抽象画に
形をつけることは
料理や物語と同じ
共通点

食べられるようにしてやるんだ

じゃあ
詩にとっての抽象画は何だ?

言霊?
祝詞?

足利の江尻さんをお互い知ってるのは
笑えるね共通点
そんなことがあるのか共通のともだち
相手にされない
鬱陶しいのだ

ある
あるんだよ
アヌンナキ

畳の匂い
遠近法
失われた形
共通点

消えていく俺の人生
自由
そして
ここに繋ぎ止められて
孤独のまま
共通点
美辞麗句もいらない

優しさが欲しいんだ
ボケているだけなのかもね
そう考えれば
少し許せる

共通点

声が詩になるのと
抽象画が具象になるのは似ていると思ったんです
その理由は
残すため

素材が料理になるのもそう
誰もが美味しい料理はないが
最高の料理というものはある
詩は料理ではない
レシピでもない

ポエジーがなぜ人にとって大切なものなのかについて考えました
音の記憶
声の記憶

詩は美学でもない
魔術でもない
生きていることそのもののような
刻みつけること
作法

きえていくもの
それを繋ぎ止めて
その先に行く

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