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僕のトロント生活 「美味しい出会い」

最近ワクワクすることができた。
トロントに来て3週間が経った今、最寄駅にある売店で新しい出会いをしたのだ。

トロントには地下鉄が走っている。そこには、日本にあるキヨスクのような売店があり、「Gateway on the go」という名前がついている。パンやクッキーなどの軽食やコーヒーなどの飲み物が揃っており、手軽に買えるので便利なのだ。

僕の最寄駅にもGateway on the goがあるのだが、いつもは近所のTim hortons(通称 ティム)でコーヒーを買っていたため、見過ごしていた。
しかし、先日出勤前にティムに寄ろうとしたところ、朝早かったせいか行列ができていた。

その時、売店の前を通った時に壁に貼られていたポスターを思い出したのだ。そこには、chaiという文字が書いてあった気がした。
せっかくなら行ってみようと思い、売店に行き、chaiを頼んだ。

そしたら「マサラチャイ」というインド人の店員の声とともに、カップに入ったchaiが出てきた。

僕は日本にいる時にお気に入りのインドカレー屋が幕張にあり、そこにいくと必ずマサラチャイもセットで頼んでいた。
あのなんとも言えないスパイスの香りとミルクティーの味がたまらなく好きだったのだ。

そんなチャイにカナダで、しかもこんな近所で出会えるかもしれないと思っていなかったため、ワクワクしながら一口目を飲んだ。
内心ワクワクしながらもどうせ期待外れに違いないと思っていた。カナダのことだからめっちゃくちゃに甘いことは別に珍しくないのだ。

しかし、一口目のチャイを飲むと、そこにはちゃんとあの時の、日本でリピートを重ねていた、マサラチャイがいた。

魅惑のチャイ

その時、一瞬で何度も通った幕張にあるカレー屋の思い出がフラッシュバックした。甘さ控えめ、そして、スパイスの香りが強めのあのチャイがいた。しかも値段は2ドル。
良心的な価格で懐かしいチャイに出会えたことに感動した。

少し冷える朝だったため、煮出したスパイスとチャイの温もりが体を芯から温めてくれた。

その日は仕事終わりにもマサラチャイを買ってしまった。こういう小さい喜びがあると仕事へ行くのも楽しみになる。

これから冬を迎えるトロント。
寒い朝を温めてくれるチャイの存在が心強い。

朝のdundas station

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