自分以外の誰かに、人生の舵を委ねない未来へ

<パラレルワーク>って言葉、最近良く聞きますよね。「副業」とどう違うんだ?と思ったことありませんか?でも、ネットで「パラレルワーク」と検索してみるだけで結構たくさんの記事が出てきます。

↑こちらのサイトなどは、とてもわかりやすくまとめられていましたよ。

“パラレルワークとは、複数の収入源を持ちひとつのビジネスに依存しない働き方のこと。”

“副業の場合は会社からの収入がメイン。副業をしている人の意識の上でも、会社の仕事がメインだという認識を持っている”

“一方、パラレルワークは自分の興味関心に基づいて、やりたいことをしている人が多いのが特徴です。ビジネスのメインとサブの優劣はなく、どちらかといえば同時並行で行うというニュアンスの方が適切”

※上記サイトより引用

でも、ここで思った方もいるかもしれませんね。
「え?松本さんって、パラレルワークより、リモートワーク!の人でしょう?」と。
今日はそのあたりを、少しお話させてください。

「リモートワーク」がしたいんじゃない。

私はフルリモートワーカーだけの広告制作事務所を経営しています。でも「リモート」というのはあくまで「手法」のひとつ。本当に譲れないのは「手法」じゃないくて、「家庭の事情でキャリアを諦めない会社を作る」という私のビジョンなんです。

いまコロナがキッカケとなり、日本中、いや世界中の人々が否応なしに自分の働き方を見つめ直していると思います。

「これからはリモートワークしなきゃ。」
「Stay at homeって言われても、私は出勤しなきゃ。」

ほぼ正反対の意見・議論がTwitter界隈でもよくみられていますよね。

私はどんな働き方でも本人が幸せならそれでいいし、リモートでもリアルでも、どちらも世の中に必要な働き方だと思っています。
ただひとつ思うのはリモートであれリアルであれ、収入の「柱が一つ」という状況は、これからとても不安だろうなあ、ということです。

だからリモートワークで、パラレルワーカーになれたら強い。パラレルワーカーは私の理念、「家庭の事情でキャリアを諦めない会社を作る」というビジョンにも大切な人たちだと思っているんです。

自分で舵を取る、2つ以上の柱を持つ。

たった一つの柱が折れてしまった時、暮らしもココロもとても不安定になります。でも選択肢が2つ以上あれば、ひとつがうまくいかない時、他のものたちがバランスを保ってくれるかもしれない。心のバランスもリスクヘッジもしやすくなると思うんです。

もちろん出来る「量」には個人差があります。3つ、4つ仕事を同時並行させても、パフォーマンスは一切落とさず平気な顔をしている人もいます。一方、2つの柱を建てるだけで精一杯、という人もいるでしょう。でもポイントは「1つに頼らないこと」だと思っています。

私も今回のコロナ騒動を機に、あらためて自身が手元に持ってる「カード」を目の前に並べなおして考えていました。アフターコロナの自分は、経営者として、母として、ひとりのクリエイターとして、「どのカードと、どのカードを切りたいのか、切るべきなのか」と。

今までの実績、当たり前、大前提などなど、歩んできた「ビフォーコロナ」の長い道のりは大切にするものの、できるだけ固執はしないように考えました。いまの私が「出来ること」、そして「したいこと」を極力シンプルに見つめました。いろんな立場の「私」から見つめました。そしてようやくここ数日で、まとまってきたなと感じています。

終身雇用時代にも、「ビフォーコロナ」にも戻れない。
だから、パラレルワークの道を同士と歩もう

ほんのひと昔前までは、終身雇用・一社専属が当たり前だった日本。でもいまは副業解禁の会社もずいぶん増えました。この流れは「ウィズ・コロナ」の今はもちろん、「アフターコロナ」の未来では、当然のことだと思っています。
何が起こるかわからない上に、ものすごいスピードで世界は進んでいくから。

仮にコロナ危機がなかったとしても、GAFAが存在しなくて、AiもITツールもプログラミング技術も発達してなくて、自動化・業務効率化とは無縁だった昔と今とでは、働き方も、時間の使い方も、気力・体力の使い所も全然違う。
そんな高速で予測不可能な時代に、会社が誰かの人生を(自社のために)拘束しよう、そのかわり保証しよう、なんて無理
逆もしかりで、誰かに(会社に、パートナーに、親に)一生保証してもらおう、守ってもらおう、なんてリスキー。そう思うんです。

だからいまこそ、手持ちのカードをあらためて見つめてみませんか?と。
あなたの道、本当にそれひとつだけですか?他には持ってませんか?選べませんか?並行できませんか?出来ないとしたらそれはなぜですか?
勇気がない?方法がわからない?

だったら一緒にパラレルワーク、していきませんか?私のnoteを通じて。

これから【パラレルワーク・ラボ】というタイトルで、ちょこちょこ書いていくつもりです。#パラレルワーク・ラボってハッシュタグもつけていきます。気が向いた時だけでもいいです、ふらりとこのnoteに立ち寄ってみてください。松本が孤軍奮闘しているのを眺めているだけでも、気がラクになるかもしれません笑


「つぶれない会社、病気にならない夫はこの世に存在しない」

この言葉は私の人生の指南書・西原理恵子氏の各著書で、先生が昔から書かれていらっしゃる言葉です。

「つぶれない会社、病気にならない夫はこの世に存在しない」
これほんと名言だなあと思います。女の子だけじゃない、男の子も、LGBTのみなさんも、みんな人生の舵は自分できっていかなくちゃ。コロナになんて負けてられない。

私もこの危機を境にカードを選び直しました。全部じゃありませんが、結構入れ替えたつもりです。自分を、家族を、従業員を、お客様を、そして理念「家庭の事情でキャリアを諦めない会社を作る」というビジョンを守るために。
ウィズコロナのいまこそ、アフターコロナの未来をみつめて。力強く、そして楽しく働いていきましょう。

ではまた。



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