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”Think Games 2020” GoogleAdMobの機能が大幅拡張!【2020/8/10】

■ はじめに
こんにちは!Repro Growth Marketerの稲田宙人(@HirotoInada)です!

先日開催されたGoogle主催の”Think Games 2020”において、GoogleAdMobの大きな機能拡張・仕様変更が発表されました。
日本だと一切情報がなかったので早速まとめました。獲得軸と収益化軸両方での大幅は変更になるのでアプリデベロッパーの方は必見です!

尚、当日の公式動画は以下をご覧ください!(前編英語です)

昨今のゲーム市場の概観

詳しい仕様変更の前に、AdMob拡張の背景となった昨今のゲーム市場の概観に関してです。

Googleによると「Best Online Game」のキーワード検索量は昨年同時期比で2倍に成長しています。これは、如実にコロナパンデミックによる巣篭もりによる暇つぶし手段としてのゲーム需要が世界中で拡大していることを意味しています。

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このように、ゲーム需要は大きく拡大しており、月間1.4兆分のゲームプレイ時間がある一方で、アプリ内課金経験有りのユーザー割合は僅か4%しか存在しないとされています。

On Wednesday, Google revealed that 1.4 trillion minutes spent playing mobile games each month on Google Play. However, most of the game players are still avoiding making in-app purchases that will let developers generate revenue from mobile games. The Google Play data shows that, in the average app, 96% of app users will never spend on in-app purchases.

このようなアプリ内課金で収益をなかなか上げることが難しい背景が存在したことが、AdMobにより広告経由の収益を上げるための機能拡張に繋がっていると考えられます。

以降、機能追加・仕様変更をそれぞれ記述します。

App Open

アプリを起動したタイミングで広告が表示される形式のApp Openですが、よりエンゲージメントが高まり、且つデベロッパー側のブランディングの一貫性が広告内でも担保されるような仕様に改善されます。

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この新仕様は現状ベータ版で検証可能で、正式ローンチは2020年後半を予定しています。

Rewarded Interstitial

リワード付きのインタースティシャル広告が登場予定です。旧来のインタースティシャル広告・リワード広告の強み・弱みを補完しあう形式になるため、収益性を担保した状態でユーザーエンゲージメントも向上させることができる可能性があります。

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旧来のインタースティシャル広告:
・高インプレッション・低エンゲージメント→低CPM

旧来のリワード広告:
・低インプレッション・高エンゲージメント→高CPM

→組み合わせる形で相互補完

リワード広告と言うとゲームアプリが活用の主流にはなりますが、音楽・写真アプリなどの非ゲーム領域でも活用の幅は広がりそうです。

UnityとAdMobの連携の簡易化

Unityで作成しているアプリのAdMobとの連携方法が簡易化します。

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旧来は上図のようにAdMobを連携するには何行ものコード記述が必要でしたが、今後は以下のように数行で記述が完了します。

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この連携と設定変更は既にAdMobのサイトから利用開始になっており、以下のような管理画面で簡単に変更することが可能になります。

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Open Bidding

AdMobを介してRTB方式の広告表示が可能になります。旧来の方式だとリアルタイムの相場に対応できず、収益機会の損失の可能性がありましたが、今後はその恐れが低減されます。

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本機能は今秋にリリース予定です。尚、アドネットワークは以下が既にパートナーとして連携しており、在庫量に関しては申し分がないですね。

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LTV Pingback

流入広告経路・ユーザーレベルでLTVをリアルタイムでインプレッションベースで推計値として算出することができるLTV Pingbackという機能が追加されます。旧来は粒度が粗く推測の域を出なかったものが、リアルタイムで計測をすることができる為、獲得戦略に即時フィードバックをすることが可能になります。

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Pre-Registration Ads

2019年よりゲーム以外の非ゲームアプリでもアプリの本リリース前から、アプリをストアに公開して予約をさせることができる、「事前予約」機能が解放されました。今後は事前予約アプリを対象とした広告を出稿することが可能になります。本広告は2020年後半にリリース予定です。

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Target Cost per Install

上限CPIを設定し配信する機能が既に実装されていますが、このチェックボックスを外すことで自動的にCV数の最大化を目的とした配信が可能になります。広告予算だけを設定すれば、Googleが自動的にCPIを気にせずにCV数を目標として広告配信を行う機能になります。

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Target ROAS

目標ROASを設定すると、その目標値を超えるようなユーザー群を自動的にGoogleが判別し広告を配信する機能が2020年後半にリリース予定です。現状はベータ版が問い合わせで解放されます。

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クリエイティブサイズの仕様変更

2020年8月よりクリエイティブサイズの規定が変更されます。旧来はピクセルベースの規定であった為、30種類ものクリエイティブを作成する必要がありました。今後はアスペクト比ベースでの仕様に変更される為、3種類だけ作成すれば全ての面で配信が可能になります。

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さらに、画像を自動で規定サイズに切り抜けるツールもGoogleから公式に提供されます。

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App Campaigns for engagement

2020年9月より、各配信面でリエンゲージメント広告を配信することが可能になります。尚、GooglePlayStore内でのリエンゲージメント広告は8月後半より解放されます。

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更に、GoogleAnalytics・Firebaseの行動データを用いたオーディエンス配信も可能である為、ターゲティング精度の向上が望まれます。

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■ 最後に
以上が”Think Games 2020”で発表された、GoogleAdMobの大きな機能拡張・仕様変更 のまとめでした!

Googleが公式に出している以下の総括画像からも分かる通り、獲得数の増加・収益の増加の2軸で満遍なく今回は拡張が図られています。

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個人的には Open BiddingtROAS はゲームだけでなく、メディアアプリなどの領域でもおおいに活用ができる機能だと思うので楽しみです!

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