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まずは回復期?

こんばんは!理学療法士の天野です。

寒くなったり、暖かくなったり体調管理が難しい季節ですね。
僕もちょっと喉の調子がおかしいな?と思い、対策中です。

本日は、就職先を決める際によく聞く言葉、
まずは回復期病院で。

皆さんはどうでしょうか?僕はたくさん聞きました。
先生からも同級生からも。

そのように言われる理由はなんでか考えてみたいと思います。

まず回復期病床とは?

病気や怪我の種類は違っていても、自然回復や集中的なリハビリテーションにより身体の機能や日常生活動作(ADL)の改善が見込まれる時期を「回復期」という言葉で表しています。回復期リハビリテーション病棟は、脳血管疾患または大腿骨頚部骨折などの病気で急性期を脱しても、まだ医学的・社会的・心理的なサポートが必要な患者さんに対して、多くの専門職種がチームを組んで集中的なリハビリテーションを実施し、心身ともに回復した状態で自宅や社会へ戻っていただくことを目的とした病棟です。
回復期リハビリテーション病棟協会より http://www.rehabili.jp/visitor.html

となっています。
回復がもっとも望まれる期間にもっリハビリを集中的に行っていきましょう。
ってことだと思います。

僕も実習で回復期でのリハビリを経験しましたが、
どんどん機能がよくなり、歩けるようになったり、食事をとれるようになったりする方が多く、介入させていただいていて楽しかったと思った記憶があります。

ただ、当時のバイザーに回復期は自然回復でよくなっていく人もいる。何も考えずに平行棒内を歩かせていて歩行できるようになってしまうこともある。と言われたことも覚えています。

回復期病棟を選ぶ理由を考えてみました。
(先生や同級生が言っていたことおも含んでいます)

✔️回復過程が見えて楽しい
✔️1回の介入で3単位と余裕を持って治療ができる
✔️急性期のように患者さんの入れ替わりが早くないためよりしっかりと考えて介入できる
✔️生活期を見据えてリハビリができる

この辺りでしょうか。たしかに実習中感じていたことでもあります。
急性期や療養病床に比べ動ける方が多く、リハビリ(機能訓練)をしている!と感じやすいのかもしれません。

さらに介入していく中で、回復しているのがわかると嬉しいですよね。

その他、回復期病棟の特徴を考えてみました。

✔️365日リハビリのため休みが不定期
✔️3単位ずつ介入すると書類業務やカルテを行う時間が業務外になる

などでしょうか。
実際に上記のことは同期の療法士からも聞いていることです。

まず365日リハによる休みの不定期について。
休みの融通はききやすいと思います。平日に予定が入ってもチーム内の状況に合わせて希望休を取ることができると思います。
しかし勉強会やセミナーは土日に開催されることが非常に多いです。
毎週土日の連休を取ることはなかなか難しいのではないでしょうか?
頻繁には土日の行事に参加しにくい形ではあると思います。

また一般企業で働く友人との予定も同じように合わせられないかもしれません。

単位がつまり、書類業務ができないことについて。
これに関しては病院によると思いますが3単位ずつ介入していると9時から17時まで7時間介入することになり、間の時間がない。というパターンも考えられます。実際にそのような現場の声も聞きます。
定時で帰宅し余暇時間に他の活動をしたい方は考える必要がありますね。

これは見学の際に1人あたりの平均取得単位をきくとわかるので、聞いてみたください。
把握していないような病院はまずないと思います。


こんな感じで回復期の特徴があります。
とりあえず回復期の流れで就職するのはどうでしょう?
もちろん回復期で働いている方でうまく時間を使い、自己研鑽や趣味に時間を使っている方もいます。
自分のやる気と行動する力はもちろん大切です!

しかし、自分の働く環境を整えることも同じくらい大切だと思います。

最後に患者さん1人と向き合う時間が長いからこそより深く考え介入できる回復期。
とても魅力的でやりがいあると思います。しかしその分何もしていなくても自然回復でよくなり時間が過ぎていく。休みを言い訳に自己研鑽をしない。と妥協もできてしまう場所でもあると思います。
十分に自分が病院内・外で何をしたいのかを考えてみましょう!

では、また次回。
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