いつかみんなに僕はゲイだと話したい #38
僕はゲイです。
僕は男性で、恋愛の対象も男性です。
僕は世間一般的にいうと普通じゃありません。
普通じゃない僕に対して、否定的に思う方もたくさんいると思います。
僕は、それでもいいと思っています。
できることなら僕は普通になりたいけど、どんなに頑張っても普通にはなれそうにありません。
僕は僕のことを受け入れて、僕自身のことを許しながら生きていくしかないと思っています。
同性のことを好きになったことがない人たちからすると僕たちのことを異質だと思うことは自然なことだと思います。
それがわかるからこそ、無理に理解してほしいとか分かって欲しいとは思いません。
分かりたくない。
知りたくない。
関わりたくない。
それも一つの大事な価値観だと思います。
しかし、僕たちは自分自身のセクシャリティをオープンにしていないことが多いです。
僕自身、ゲイであることを隠して社会生活を送っています。
一緒に働いている同僚が、家族が、友人が同性愛者だなんて
僕の周囲にいる人達はそんなことを想像もしていないと思います。
もし、僕がゲイであることを知ってしまったら。
嫌われてしまうかもしれない。
今まで通りの関係でいられなくなるかもしれない。
漠然とした不安があります。
本音を言うと、みんなに話したいです。
知ってほしいです。
分かってほしいです。
でも話せないんです。
僕がゲイだとカミングアウトすることで周囲の環境がよくなるイメージが抱けなくて、どちらかと言えば悪いイメージばかりが先行してしまいます。
それは僕の心の弱さでもあり、僕の自身の持っている優しさでもあるのかなと思います。
僕がカミングアウトすることで傷つく人もいると思います。
知りたくないかったことを知らされることって、きっと受け手にとってすごく負担が大きいことなんじゃないかと思います。
将来的には、友人や家族にも僕自身のことを打ち明けたい気持ちがあります。
でもまだその時期ではないと思うし、相手が受け入れられるための準備もできていないような気がします。
具体的にいつになったら、どんな準備ができたら打ち明けられるかはまだ考えに至っていません。
でも日々考えて、悩んで、そしていつか決断したいと思っています。
僕にとっても僕の周りにいる人たちにとっても、みんなにとって優しい選択ができるように
僕自身の選択で誰かを傷つけてしまわないようにしたいです。
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