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新月に。

旅の話から始めようと思ってたけど新月の話から始めよう。新月だし。

新月に。ホテルの大階段を気取って降りてて最後の一段を踏み外した。運び込まれた夜間外来の先生2人が神妙な顔でレントゲンを見てる。腱が切れそうで切れなかったらしい。骨も折れてないらしい。でも不穏な何かがレントゲンに写っているらしい。足首舟骨という骨の表面が腱に引っ張られて「剥がれた」とのこと。剥離骨折というらしい。

その日は松葉杖を借りて帰宅。翌日、自宅近くの総合病院へ。手術ですねと言われる。手術怖いわたしは自然治癒力信奉者なので時間をかけてでも自力で治します!と掛け合ってみるも、いや剥がれて跳ね上がってる骨は自然にはくっつきませんと。入院、手術することに。

ちなみに入院説明を受けながら担当の方に「何か宗教上の制約ですか」と聞かれる。え?別に?ああ、手術をごねたから若いドクターに「いわくつき患者」と思われたかと母と笑う。

最初の遠い病院に借りた松葉杖を弟が返しに行く。会う方会う方が、あの人のご家族ですか?その後大丈夫ですか?と話しかけて下さる。。。ホテルの階段を踏み外したとき、私は内輪のパーティでふざけてチャイナドレス姿だったのだよりによってお恥ずかしい。弟は、あのチャイナドレスの方ですか?と言われてもっと恥ずかしかったらしい。

あのチャイナドレスの方は、ボルトを入れる手術ののち4月と5月を入院。一度退院して12月にボルトバイバイの再手術。おかげさまで無事に歩いています。ハイヒールはもうはきません。

実は新月に、どんな事件も驚きませんから面白い方向にオモカジイッパイ、舵を切っちゃってください!とお願いしたら骨折入院した、というすごい話。2年経ったこの4月。実際に、ものすごく面白い場所にいます。新月ワープは存在するのだ。ヒ

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1ヶ月半住んだ病室。朝日の入るこの部屋がなかなか好きだったな。お世話になりました!


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