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からだの大きさを知らずして、動作を快適化することは難しい

こんにちは、身体機能研究家の小林洋太です。

先日から、例の流行病の後遺症のようなものに悩まされている方のセッションがちょこちょこ増えてきました。実際には個人差があるのが後遺症だと思うのですが、肩首まわりの不調や、腰・股関節まわりの不調などを訴える方が多いように感じます。

気になる結果ですけれども、どなたも改善してお帰りいただけているのが何よりだと考えていますし、お役に立てていることを嬉しく思います。

流行病に限らず、風邪熱になったとき、どういったことが起きているかに触れていきましょう。

体温上昇 → 生体機能維持のため冷却、からだの水分を使う
水分減少 → 軟部組織(筋肉をはじめとするからだの組織)の熱変性
※しゃぶしゃぶをしたら肉がシュッと縮むイメージ(萎縮・拘縮)
伸縮性低下 → 腱・靭帯・筋肉への血液と水分の供給量低下

ざっとこんな感じですね。
からだのあちこちの伸縮性が低下すると、からだが熱を帯びて、痛みや不調を通して私たちに対応するようにメッセージを発信しているというのが、ざっくりとした解説になります。

そして伸縮性が失われたからだは、全体が縮んでしまうので(均等に縮むこともないので)構造が歪んでしまうこと(正常に機能しないこと)になります。

私たちのからだの中で一番大きなエリア(空間)は胴体、あるいは”体幹”として理解されているエリアですが、その空間の安定を保つために行っていくのが前回のSESSION7です。まだご覧になっていない方はこちらもチェックしてみてください!

ともかく、流行病の経過で不調を感じる方はぜひご相談ください◎
きっとお役に立てると思います。

SESSION8 力を観る、力を感じる

円筒状のからだに、波紋が広がっていく。
波紋の大元は上から下へと落ちる力、重力だ。
重力が水風船を打ち抜くようなイメージというと分かりやすいだろうか。
からだの特定の部分だけ、孤立して動くより
からだ全体が連動して動く方が、からだに緊張なく動けているということはイメージできるだろうか??
緊張があると、そこで動きが止まってしまう。
特に、その緊張が局所的に高まっているところは、歪みが大きくなる。
あるいはその緊張をうまく利用することで、落ちていく力をコントロールできることもある。
関節があるのはどうしてなのか?
その関節は意識的に動かしているのか、あるいは全く無関心なのか、感覚はあるのか?

SESSION8からは、上下・前後・左右の三次元的な身体感覚を育てるためのセッションになっていて、からだで感じることが増えていることに気づく。

からだがどれくらいの大きさで、どのぐらいの重量で、操作性がどのくらいあるのかを知らずに生きている。
かく言う自分も、かつてはそうだった。
でもそれはアイマスクをして生活しているような感じというか、水で濡れた衣服を着ている感じというか、着衣でお風呂に入る感じというか… あまり気持ちのいいことではないということを知ってもらいたい。

だって、じぶんのからだが伸び伸びと気持ちよく動けた方が気持ちがいいでしょ?

興味のある方はぜひ以前の投稿もご一読いただければと思います。
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