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古のからださばき

ナンバ

ナンバという単語を聞いたことがあるだろうか?

難波。

南場。

難場。

これらの「なんば」ではなく、ナンバだ。

ナンバ歩きというと聞いたことがある方もいるのではないだろうか。

ざっくり言うと、古来の日本人(江戸末期)までの日本人が行なっていたからだの使い方(歩き方)のことだ。

ことだ。と断言してしまいながらも、実際のところはわからないのだが…

とにかく、ここでお伝えしたいことは江戸時代の日本人のからだの使い方がぶっ飛んでいた!!ということだ。

飛脚はウルトラマラソンに匹敵するほどの距離を走り(しかも舗装なし)

佐渡島から江戸まで、竜飛岬経由で2日半で船を操り(もちろんエンジンなし)

ジムもなければ、トレーナーもいない、そんな中どうやって…

現代人には到底できそうにないことを、当時の日本人は軽々とやってのけたのだから、俗にいうトレーニングとは…?!としか思わざるを得ない。

江戸までは遡りすぎて…というのなら、昭和初期はどうだろうか?

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これもまた筋トレもしない、ジムにも通わない、普通の女性が丸太や米俵を軽々と担いでいる…

恐るべき日本人の身体能力!!

これも見聞きした話になるが、太平洋戦争中にジャングルでアメリカ人がめちゃくちゃ大きなう○ちを発見し(それが日本人のものだとも知らず)島には大男が住んでいるに違いないと震え上がったのだそうな…

最後のう○ちの話はさておき、これだけの身体能力を兼ね備えていた日本人の「体幹」改め、体感能力というのは現代人をはるかに凌ぐものだったに違いない。

さて話を戻そう!!

先にちらっと話したナンバ歩き、どうやらこれを誤解している人が多いようだ。

(小学校の入学式で緊張して同じ側の手脚を動かして歩いている子どもがいたりするように)右手と右脚・左手と左脚が同時に動くと思っている人が多いのだが、実はそうじゃない。

そんな動き、今も昔もやりづらいに違いない。

そうではなく、右側のお腹の空間(胴体)と左側のお腹の空間(胴体)が釣瓶のように動かすのが、ナンバ歩きの基本だ。

ナンバ歩きというと、歩き方だけのように思うが…

日本の伝統芸能や風土などを調べると、神楽農作業踊り歌舞伎…etc ありとあらゆるところで、そのからだの使い方が応用されている。

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きっと鬼滅の刃の作者もその辺りは研究に研究を重ねて、日の呼吸(ヒノカミ神楽)を思案したに違いないw

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