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最前線のクリスマス 『国境なき医師団』への寄付のご報告

少し前、『国境なき医師団』(以下、MSF)からクリスマスの便りが届きました。

MSF UKのサイトより。良く見るとドラえもんが!

題して「FRONT LINE Christmas 2022」。
FRONT LINEは毎月届くニュースレターのタイトルです。
こちらのnoteで紹介したように、きわめてハイクオリティな読み物です。

英語は面倒な方は、こちらをどうぞ。

今回はMSFのクリスマスのお便りの紹介と、頂戴したnoteのサポートの寄付のご報告です。

FRONT LINE Christmas 2022

タイトルは
Nine moments that mattered: MSF in 2022
9つのテーマは、日本でも大きくニュースになったものから、そうでもないものまで、幅広くカバーしています。

読んでみようという方は直接リンクに飛んでもらって、「寄付のご報告」までスキップしてください。

冒頭はMSF UKのExecutive DirectorであるNatalie Robertsさんのご挨拶。

MSF UK

ここだけDeepLによる翻訳をつけておきます。

今年も毎日、世界のあらゆる場所で、私たちのチームは厳しい人道的緊急事態や慢性的な医療危機に直面している人々の治療に取り組んできました。
ウクライナの残虐な戦争からハイチの容赦ない暴力まで、紛争と不安は医療制度を圧倒し、家族を家から追い出し、コミュニティ全体の精神衛生に打撃を与えています。実際、今、MSFの患者の中で最も多いのは、紛争の中で生活している人々です。
同時に、世界中のMSFの医療チームから、栄養失調の深刻な増加が報告されています。ナイジェリア、イエメン、ソマリアでは、紛争、気候、経済的な要因による食糧不足のために苦しんでいる何千人もの若い患者を治療してきました。
人里離れた田舎の診療所でも、プレッシャーのかかる都会の病院でも、私たちの専門知識と経験豊富なスタッフが、この救命と極めて重要な医療支援に取り組んできました。私たちは、人道的医療における科学の進歩を推進し、弱者や疎外された患者のために私たちの声を結集してきました。
人種、宗教、民族、政治に関係なく人々を助けることができるのは、皆さんのような揺るぎない支えがあるからこそです。私たちは、皆さんのおかげで自立することができるのです。
私にとっては、2022年は、11年間医師として危機的な状況で働き、その後緊急援助隊を運営してきた私が、MSF UKの新しいディレクターとして迎えられた年でもあります。この素晴らしい組織の一翼を担えることを、今更ながら大変誇りに思います。そして、サポーターとして、みなさんにもそう思っていただけることを願っています。
MSF UKのスタッフ、そして世界中で働いている私たちのスタッフから、ありがとうございます。
安全で、暖かく、歓迎されるクリスマスをお過ごしください。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳

9のテーマは、以下の通りです。

1 The Afghanistan crisis
2 The war in Ukraine
3 The world-first hepatitis E vaccination campaign
4 Ebola in Uganda
5 Malnutrition emergencies
6 Pakistan flooding emergency
7 Over 100,000 children vaccinated in massive measles outbreak
8 The search for better TB treatment
9 Climate emergency

hepatitis E はE型肝炎、measlesは麻疹(はしか)です。
TBはTuberculosis 結核。日本では「過去の病気」という印象が強いですが、世界で年間150万人が亡くなる現在進行形の脅威です。
MSF UKが抗生剤が効かないケースの治療において改善策を編み出し、WHOにも推奨されるようになった、とのこと。

前出の投稿にも書きましたが、こういう「世界を見る解像度」を上げてくれるコンテンツへのお礼も込めて、ほんの少額ながら、寄付を続けています。寄付なしでニューズレターの購読だけも可能(なはず)。
Christmasのお便り、全部とは言いませんが(私も拾い読みです)、年末年始にお時間があったら、ご一読を。

寄付のご報告

私のnoteでは、無料投稿にいただいたサポートはMSFに寄付しています。
投稿の最後の固定メッセージはこちらの通り。

無料投稿へのサポートは右から左に「国境なき医師団」に寄付いたします。著者本人への一番のサポートは「スキ」と「拡散」でございます。著書を読んでいただけたら、もっと嬉しゅうございます。

2年半前に一度、こんなご報告をしています。

今回は2020年5月から2022年11月までのサポートが対象です。
手数料等々を除いた金額は1万5288円。
皆さま、ご愛読&ご厚志、ありがとうございます。

詳細は割愛しますが、今回も前回に続いてワンショット1万円のサポートを頂戴しました。恐縮です。
MSF UKに振り込みますので、ポンドに換算。

円、安すぎ!
割り算すると95ポンド。
中途半端だな、と思いつつ寄付のページを開くと、

なんとピタリ賞。
HIV・エイズの患者ひとりの抗ウイルス治療1年分の金額、だそうです。
早速お礼のメールが来たので、こちらもシェア。

AfghanistanからZimbabweまでとは、うまい。
Amazonのロゴより素敵な from A To Z ですねぇ。
タイトル画像はお礼に届いたクリスマスカード(メール版)の画像です。

今年も、皆様の善意を原資に、気持ち良く利己的な寄付ができました。
今後ともご愛読、よろしくお願いいたします。

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異色の経済青春小説「おカネの教室」もよろしくお願いします。


無料投稿へのサポートは右から左に「国境なき医師団」に寄付いたします。著者本人への一番のサポートは「スキ」と「拡散」でございます。著書を読んでいただけたら、もっと嬉しゅうございます。