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新社会人に伝えたい3つのこと

いつもわりとかっちりしたネタ(と本人は思っている)を書いているので、今日はゆるくいきます。

オジサン、もう会社勤めも四半世紀に迫ろうという歳でして、これまでたくさんの新人さんとお付き合いしてきました。自分の会社だけじゃなくて、この時期、街には「見るからに」というBoys&Girlsがあふれていて、それを風物詩としてみてきたわけであります。

そんなオジサンとして、ふと、アドバイスというか提案をしたいなぁ、と思い立ったわけであります。
説教とか教訓はゼロ。ビジネスパーソンとしてのスキル(そもそも、そんなもの、記者=私にはない)をお伝えするものでもありません。
でも、四半世紀前の新入社員の高井さんが教えてもらっていたら良かったのになぁ、と思うことです。

その1 力を抜こう

分かります。張り切るのも、緊張するのも、興奮するのも、憂鬱なのも、分かります。入社式や配属先で「緊張感をもって」みたいなことを言われることもあるかもしれん。

でも、物理的にというか、身体面では力を抜いて事に当たった方が良い。
心と体、両方が緊張していると、パフォーマンスが上がらないし、無駄に疲れます。
体を緊張させちゃうって、新人に限らず、特に忙しい会社にお勤めの皆さんに多いミスというか悪い癖なので、周囲をみると皆さんもつられて体がこわばっちゃうかも、です。
そりゃ、精神的には、学生気分じゃダメですよ。
でも、体まで硬直したオジサンに「寄せる」必要はありません。

「力抜くとか、簡単にできりゃ世話ねーよ」と思うかも、ですね。
なので、次のご提案です。

その2 息を深くしよう

新入社員の皆さんにありがちなのは、息を詰めていることです。
そりゃ、次に何が起きるか予測できない状況だから、そうなりますよね。
緊張するから息が浅くなって、息が浅いからさらに緊張するという、負のスパイラルでどんどん息が浅くなる、みたいな状態になりがち。

心身の緊張は、呼吸の深さ・リズムに強く左右されます。
私は30歳過ぎに派手に体調を崩してから、できれば30分に1度ぐらい、少なくとも「正時」(2時ちょうどとか、3時ジャストとか)には、意識的に深呼吸をする癖を付けています。
そういう定時チェックだけでなく、公私ともに「あ、いま忙しいぞ」とか「ちょっと余裕ないな」とか「没頭しすぎだな」感じたら、すぐ呼吸に意識を向けて、腹式呼吸に切り替えます。
これだけで仕事の効率や疲れ具合が全然違います。
大げさに言えば、仕事がうまくいくかいかないか、疲れてぶっ倒れるか乗り切れるかを左右するぐらい違う。

ホンマやで。

これまた、職場には息が浅いオジサンも多いでしょうから、つられてしまうかも、です。要注意。
そういう人につられないコツが、最後のこれです。

その3 姿勢を良くしましょう

ちょっと時間があるときに、自分の職場や、オフィス街の道行く人を30分ぐらい、観察してみてください。
びっくりするぐらい、「姿勢が悪い人」がたくさんいます。
見てるだけでこっちの息が詰まりそうな硬直した体で、「ギッ、ギッ」と音が聞こえそうな歩き方をしている人がたくさんいます。
あるいは、芯のない、コンニャクみたいになっちゃってる人とか。

新人さんで多いのは前者です。ロボット系。そりゃ、緊張してるからね、基本。
でも、背筋は、伸ばしゃいいってもんじゃないです。
ちゃんと、力を抜いて、それでもシャンとした姿勢でバランスが取れるポイントがあります。ちょっとコツが要りますが、意識してやってれば、そんなに難しいことではないです。

私の場合は、「つむじのてっぺんの髪の毛が空の上から引っ張りあげられている感覚」を意識しています。
それと、体軸の真ん中(ほぼ背骨)を貫く柱をイメージして、それを垂直に立てる。その「垂直度」を、柱とか家具なんかの垂直の線を基準にして、ちょいちょいチェックする。歩いてるときも、座ってるときも。

この「脱力・呼吸・姿勢」は、三位一体でして、どこから手を付けてもいいけど、一緒に意識すると、相乗効果がとても高くて、それぞれが連鎖的・掛け算的に良くなります。

取って食われるわけでなし

以上、頭を使う仕事でも、体を使う仕事でも、両方を使う仕事でも、何なら人間、生きてる限りは有効なアドバイスだと思いますので、ご参考になれば幸いです。

実践に必要なのは、心構えというか、気持ちの持ちようでしょうか。
仕事は生きていくうえで大切なことですけど、職場は(ほとんどの人にとって)戦場でもなんでもありません。
取って食われるわけじゃないんだから、心は引き締めて、体は緩めて、リラックスして働きましょう。
その方が「良い仕事」ができますよ。

ということで、オジサンからの業務連絡を終わります。
健闘を祈る!

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