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高井宏章
2020年11月15日 14:19
再生医療などの発達でヒトの寿命が将来、150歳程度まで延びる可能性がささやかれる。一方でニュージーランドでは最近、国民投票で安楽死が合法化される方向となった。新型コロナウイルスのパンデミックの影響で、「死」について考える機会が増えた人も多いのではないだろうか。今回はそんな文脈のなかで、高橋留美子の傑作『人魚の森』を取りあげたい。テーマは不老不死私ははじめ、この連作短編を『るーみっくわーるど