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JRのローカル線を維持できない問題、移動を「手段」ではなく「体験」で再定義できないか?

2024年2月11日の日経新聞。タイトルは「JR四国予土線、100円稼ぐ経費1718円 国鉄時代のツケ」。会員限定記事なんだけど、どんなことが書いてあるかというと、過疎地域の鉄道は輸送密度が低く、走れば走るほど赤字で、都市で稼いだ利益で地方を支えるのが難しい、という内容。

なるほど、それは確かにそうかもしれない。でも、これはいわゆる「移動」を「機能」だけで捉えている考え方。そうではなく「移動」を「意味」「体験」で再定義すれば、価格設定ももう少し柔軟にできるのではないか、と思った。

要は、一物二価ってやれないのかなということ。法律がどうなっているか、知らないけど。

世界はモノからコトへ消費の対象が移行しているし、インバウンドも東京や大阪、福岡のような都市だけでの消費から地方都市へ移っているわけだし。

その時に単なる「手段としての移動(モノ)」は売れないと思うけど、何か「体験としての移動(コト)」に再設計することで、インバウト向けの単価アップとか、できないのかな。

その資産になるものは沿線にあるのではないか、と思ったり。いわゆる豪華列車というのは、それをハード(車両)への投資で実現したわけだけど、車両はそのままで、沿線のソフトパワーを活用して実現できないだろうか。ま、まずは顧客に向き合った方がいいから、インバウンドの人に聞きまくるのがいいと思うけども。

これからは不便であることが、価値の時代がやってくると思うし。

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