人生の長さについて

人生の長さって意識したことはありますでしょうか？

私は40歳を迎えた時に、強烈に意識しました。それまでは死を意識したことはありませんでした。社会人になってからの約20年くらいはまずは仕事が最優先だったので、そんなことを考えている余裕がなかったように思います。

そして40歳を迎えた時、急に人生の残り時間を強く意識するようになりました。現代の平均寿命は80歳くらいでしょうか。もっと長生きする人や80歳を迎えられない方はいらっしゃいますが、平均すると80歳強。40歳といえばその半分を生きたことになります。40歳の誕生日を迎えた時に急に、半分が過ぎたという意識が襲ってきたことを今でも覚えています。

35歳(今は45歳??)が転職の限界年齢など「〇〇をやるのは●●代では遅すぎる」という話をよく聞きます。一つだけ言えるのは「いま」が一番若いってことです。だからこそ何かやりたいことがあるのであれば、「いま」やるという選択肢しかないということです。

転職に関しては35歳を超えてからも２回しているので言わずもがなですが、40歳を過ぎてから色々と新しいことに挑戦(？)してきました。例えばそれまで海外旅行とかに全く興味がなかったのに、世界一周したいと思って旅行を始めてみたり、バスケットボールを30年ぶりに始めてみたり。最近はじめたプログラミングやボランティアに参加するというのもそうです。昨年はマラソンにも初挑戦しました。

今までは仕事が最優先でしたので、他のことを考える余裕が無かったのかもしれません。ですので好きなバンドのライブには２週間に１回くらいのペースで行っていましたが、それ以外は特に新しいことをやることなく40歳を迎えました。

最近は何をやるにしても残り40年も生きられないんだから、少しでもやりたいと思ったことは、後先考えずに「とにかくやってみよう！」という気持ちになっています。もちろん仕事が最優先であることは変わりありません。今までを振り返った時に、今の自分の価値はやっぱり仕事で生み出してきたと思っているので、死ぬまで手を抜くことは無いと思います。

一方で仕事に取り組む姿勢は変わってきているかもしれません。今まではすべて自分でやらないと気が済まなかったプレイヤー気質で、質とか量をあまり考えずにとにかくなんでも全力でやってきたのですが、今では効率を意識するようになってきました。やっぱり一人でできることはたかが知れていますし、考え方が一方的になるので、仕事・会社というものを俯瞰してみるように、一呼吸おいて取り組むように意識しています。

noteを書き始めたのも書きたい衝動を抑えられずにはじめました。文章を書くのが苦手で、文章化というアウトプットを意識して生きてこなかったので、自分自身の考えのまとまりのなさが出まくっていますが、とにかくまずは書くことを目標にして今、こうやって文字に起こしています。これも残りの人生を考えた時に、何かに自分の考えを残せたらといいなという思いで書き記しています。

残りの人生と考えるとなんだか暗い気持ちになりそうですが、実際はそんなことはなく、今まで以上に忙しく、充実した時間を過ごせています。まだ実現していないですが、これからの人生を左右するような大きな夢にも着手しないといけないので。

40歳までの人生に対して反省することはたくさんありますが、後悔することは一つもないので、今後もその気持ちは大切にしながらも、「時間は有限」という言葉を常に意識して、なんでもやってみるという気持ちを大切にして生きていきたいです。