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ロボットを主役にしない、美しいハンバーガーロボットの店「Creator Burger」

目的

  • ロボットと協業するファストカジュアルレストランのリサーチ

訪問日
2022/4/4 Creator Burger, Daly City

概要

  • Creator make the world’s freshest burger, using some extreme gourmet techniques, and unequivocal precision with obsessively selected ingredients.

  • 2018年に彗星のようにめちゃくそインパクトのあるキービジュアルとともに現れたハンバーガーショップ。いままでの調理ロボットっぽくない美しいフォルムのハンバーガーロボット。最初にこのキービジュアルを見た時は腰を抜かしそうになった。

実際の動画(v1)

  • 2021年に場所を移転して、ロボットも v2 に。ちなみに、「ロボットの店だぞ!」感が v2 では一気にトーンダウン。

感想

  • creator は、キービジュアルの美しさに騙されてどんなすごいロボットがあるんだろうと思ってお店に行ったけど、来店したら普通においしい(そして安い)気さくなハンバーガー屋さんだった!ロボットは全然おまけ! ロボットが主役じゃない。これが正しいロボットの使い方だっ!

リサーチ

商品

  • Creator vs. the World $6.50
    普通にうまい。サンフランシスコでもこのくらいのハンバーガーは10-15ドルくらいするからやっすいな!という感じ。ただ、ロボットやテクノロジーで安く商品を出せる、ってあんまり未来がない気がするからこれでいいんだろうか・・

  • 一方で、creator もじゃあ接客や体験がすごいいい感じかと言われると、うーん、こればっかしは1回だけ行ったんじゃ接客の良さは表面上しかわからないのでなんとも言えないけど。

人(ピープル)

  • 来店したら店員さんがiPhoneで普通に口頭で注文取ってた。これはインタビューで創業者も言ってたけど、あえてらしい。お客さんと話すのは楽しいから注文はデジタル化しないって。

  • 結構店員さんはフレンドリーだけど、すごいプロフェッショナルというよりは大学生みたいな感じの人。気さくな感じ。キッチンの人はあんまりフレンドリーじゃない感じ。

  • 注文後に TIP を選ぶ項目があって目の前で iPhone で店員さんが差し出してるからプレッシャー(アメリカのカフェあるある)。。でもハンバーガーにしてはめっちゃ安いから思わずファストフードだけどチップ 20% を選んでしまった。まぁ元から商品代金に入ってたと思ったらいっか、ってなるのかな🤔

空間

  • 普通にちょっと汚い感じの店。ロボットも店を入って正面を向いておらず、「オラオラ!ロボットがハンバーガー作ってんだぞ!みろ!」みたいな感じが全然ない。なんならロボットをかくそうとしてるんじゃないか、っていうくらい存在感ない。よく見ようとしてもそもそもロボットが何やってるのか、事前に調べて来なかったら絶対わからない。え?そんな感じなの?って思ったけど、結局最初に書いた通りロボットが前にでちゃダメなのかも。ハイディラオとか creator とかが未来のレストランの正しい形な気がする。ロボットはあくまでも手段。テクノロジーもあくまで手段。CRISPはそれらが前にですぎてる気がするからもうちょっとそこは直していかないと。大事なのは人・商品・空間で、デジタルやロボットはその3つの効果を最大化させるツール。

  • パティを焼くだけの機能になったv2のハンバーガーロボットの動画。(トッピングは人がのせるようになってた。v1は故障多いって聞いてたからな・・)


デジタル

  • ロボットがバーガー焼いてる温度とか、ギークが喜びそうな情報がチラチラあるけど、そこまでデジタル感は出てない。

  • ネイティブアプリでバーガーのトッピングをミリグラム単位で作れる、という機能があるらしいけど、みた感じ誰も使ってないのと、あとはやっぱりお手本というか他の人のシェアみたいなのがないと弱いな、と思った。例えば有名人が作った組み合わせ、とか。CRISPのトッピングの組み合わせとかも、人とシェアをしたり、シェアした人の背景がわかるとはじめて生きてくると思う。ただ組み合わせやサラダの情報だけあってもワクワクしないので。

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