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ピッチで大事なこととは?採択企業によるVCマッチングイベント!《ひろしまユニコーン10 STARTUP ACCELERATION 2023》

急成長を目指すスタートアップにとって、資金調達や事業提携は事業の成否を左右する重要なステップになります。そこで鍵を握るのがピッチです。数多くのスタートアップ経営者が数々のピッチを通して投資家や事業パートナーに出会い、成長を加速させています。
そこで、広島からユニコーン企業に匹敵する急成長企業を10年間で10社創出することを目標に掲げた「ひろしまユニコーン10」スタートアップアクセラレーションプログラムでは、採択企業が登壇できるピッチイベントを定期的に開催しています。
そして本年度3回目となるピッチイベントを2月14日、フォースタートアップス株式会社さんの東京・六本木のオフィスで開催。首都圏のVC(ベンチャーキャピタル)やCVC(コーポレートベンチャーキャピタル)を中心とする投資家ら数十人に対して、15社の経営者が各社4分ずつの持ち時間を最大限に使い、自社の事業を熱く発表しました。回を重ねるごとに、登壇者の皆さんの発表の質は着実に高まってきているように感じました。

会場の様子


今回のnoteではみなさんの熱いピッチの中から、ピッチ初登場の株式会社VISUALAIZさんをピックアップ。その事業内容をまずご紹介させて頂きます。

株式会社VISUALIZ(ヴィジュアライズ)
【AIを使った新しい情報サービスの構築】

株式会社VISUALIZ 代表取締役 高尾 雅史さん

私たちは位置情報と時間軸を持った情報サービス「アドライブ」を開発しています。皆さんも、気になる店を検索して実際に訪ねてみると休みだったり、明日のイベントを検索したのに何年も前のイベントが表示されたり、自分が欲しい情報は意外と集めにくいと感じた経験があるのでは。こういった課題を解消するのが当社のサービスです。
AIを使い、位置と時間という両方の情報を自動で集め、それを地図上などに表示して情報収集に使ってもらいます。情報を広く届けたい店舗などは登録さえしておけば、いつも通りにイベント情報をサイトやSNSに更新すれば、自動で情報を集めデータベース化します。
可能性に満ちたものができたと思います。3月には、大阪府の案件に貸し出すことが決まりました。イベント分野を足がかりに、広告など他分野にも広げていく計画です。


その他、今年度これまでのピッチイベントにも登壇されたスタートアップの皆さんの事業紹介はこちらから。

第1回 11/14 VCマッチングピッチ(@東京・フォースタートアップス
第2回 1/25 オープンイノベーションピッチ(@広島・hiromalab)


そして、今回のピッチイベントでコメンテーターを務めたbTANK合同会社の瀬戸浩次郎さんに、イベントの感想とピッチのコツについてお話をお聞きしました。瀬戸さんはスタートアップ向けのアドバイザーとして活動し、「ひろしまユニコーン10」スタートアップアクセラレーションプログラムではアクセラレーションプログラム採択企業のメンターを務めておられます。

bTANK合同会社 スタートアップアドバイザー/代表 瀬戸 浩次郎さん

―ピッチを聞いた感想は。
各社各様で素晴らしいアイデアを持っておられると感じました。大学発ベンチャーなど技術的に確立されたスタートアップもおり、こういった知財、技術をビジネスに昇華させるところまでもっていってもらいたいです。

―ピッチにおいて重要なことは。
いくつかあると思います。まず、ある程度のルール、つまりフォーマットに沿って話してもらえるとオーディエンスは聞きやすくなります。ただし、そのフォーマットにとらわれ過ぎると目立たなくなることも。そのときに「自社はこういう会社だ」というパンチの効く一言を加えてほしいです。ピッチはオーディエンスに向けてPRするものなので、印象に残るような形に仕上げてほしいですね。僕は関西人なので、出だしの「つかみ」は必ずつかまないといけないと思っています(笑)
さらに登壇者が「何を望んでいるのか」という最後のメッセージが必要です。資金調達なのか、パートナー探しなのか、具体的なサポートなのか。それをはっきりと伝えなければなりません。「聞いて、よかったでしょ」では、ピッチになりません。

―最後に、広島のスタートアップの皆さんにメッセージを。
スタートアップは本当に苦労が多いのが現実です。株式公開などで成功した会社の陰で、いくつもの会社が無くなっています。険しい道になるのを覚悟した上で、ぜひそれを楽しんでほしいです。仲間と一緒に事業を起こすことは、一般の会社ではできない素晴らしい経験を積むことができます。スタートアップという場を有意義に使ってほしいと思います。


さらに、2年にわたり、ひろしまユニコーン10プロジェクトの運営を受託しているフォースタートアップス株式会社の小田健博さんにも、ピッチの重要性について取材しました。小田さんはそれぞれのスタートアップの皆さんにとって頼れる存在です。その立場で、各社のピッチをどのように見たのでしょうか。

フォースタートアップス株式会社
パブリックアフェアーズチーム マネージャー 小田 健博さん

―ピッチで大切なことは。
初見の人にも、しっかりと分かりやすく伝えることですかね。そして、そもそもなぜその事業をやっているのかという、起業家の思い、ビジョンをその中に盛り込むことが大切です。その人にしか語ることのできないストーリーがあると、投資家の方にも響きやすくなります。
とはいえ、ピッチの結果、資金調達ができるかどうかだけが重要なわけではありません。知ってもらう、興味をもってもらうことも大切です。まずは相手の土俵に乗ること。そこから次のステップに進めるわけですから。そのために積極的にピッチに挑んでほしいです。

―ピッチが上手になるコツは。
ピッチの上手な人は必ず数をこなしています。回数を重ねるうちに、どう話したら人に伝わりやすいのかが分かってくるので、まずは場数を踏んでほしいです。あと、ピッチに勝負を懸けている人は必ず事前練習をしっかりとしてきます。数分しかないアピールの機会をどう生かすか。目の前の意中のVCがいたとしても、いつも通りの力を発揮できるように備えることが大事です。

―本年度のピッチを振り返って、採択企業の皆さんにメッセージを。
半年間伴走させてもらい、皆さん事業内容は確実にアップデートしてきており、良い感じで進んでいると思います。これまでのピッチも経験を積む場として設けてきました。そして、集大成の成果発表会が3月21日に開催されます。そこまでに少しでも仕上げていく支援ができればと思っています。


ピッチ後の交流会でも、活発に情報交換が行われました


小田さんのコメントにもありましたが、本年度の成果発表会が3月21日に開催されます。ぜひ多くの方に足を運んでもらい、スタートアップ各社の皆さんの雄姿を見ていただきたいです。そして一緒に広島のスタートアップを盛り上げてもらえればと思います。


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