第16回定期勉強会
こんにちは😊
去る8月25日(木)に、第16回オンライン定期勉強会が行われました✨✨
今回は、”広島県立障害者リハビリテーションセンター”の三谷良真先生から、
「大腿骨減捻骨切り術について」
というテーマで講義をしていただきました🥸✒️
今回の勉強会では、股関節内旋を呈する脳性麻痺児に対して行われる整形外科的介入の一つである大腿骨減捻骨切り術(femoral derotation osteotomy ;FDRO)の効果や予後に関する文献紹介を中心に講義が行われました。
はじめに、大腿骨減捻骨切り術(FDRO)とは、
まず、このFDROが脳性麻痺児の股関節・骨盤のキネマティクスに与える効果について、以下の文献が紹介されました。
✅Carty, Christopher P., et al. "The effect of femoral derotation osteotomy on transverse plane hip and pelvic kinematics in children with cerebral palsy: a systematic review and meta-analysis." Gait & posture 40.3 (2014): 333-340.
ここでは、脳性麻痺児(片麻痺・両麻痺)における歩行中の股関節内外旋や骨盤回旋に対するFDROの効果を調査していました。
次に、FDRO後の長期的なアウトカムについて、以下の文献が紹介されました。
✅Boyer, Elizabeth R., et al. "Long-term functional outcomes after an external femoral derotation osteotomy in individuals with cerebral palsy." Gait & Posture 87 (2021): 184-191.
ここでは、両麻痺を呈する脳性麻痺児に対して、FDRO非実施群とFDROを実施したGMFCSⅠ〜Ⅱ群、GMFCSⅢ〜Ⅴ群で長期予後を比較していました。
最後に、FDRO後の股関節内旋再発の要因について、以下の文献が紹介されました。
✅Niklasch, M., et al. "Factors associated with recurrence after femoral derotation osteotomy in cerebral palsy." Gait & posture 42.4 (2015): 460-465.
ここでは、両麻痺を呈するGMFCSⅠ〜Ⅲの脳性麻痺児を対象に8年後の股関節内旋の再発要因を調査していました。
今回の講義を通して、大腿骨減捻骨切り術について知ることができ、術後の再発予防のためにどのようなことを考慮する必要があるのかなどを考える機会になりました🙃🔥
今回も多くの方に参加していただくことができました!
参加していただいた皆様、お忙しい中ありがとうございました😆🙏
次回は9月30日(金)21:00〜
東広島医療センターの中谷知矢先生に
「アダプテッドスポーツ」
について講義していただく予定です🙋♂️
広島県近辺で活動している方で興味を持たれた方は、是非とも参加していただければと思いますのでよろしくお願いいたします🥺🤲
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