ひろしまサンドボックス【公式】
【30EGGS】旅の空き時間、埋めます!(ゼログラ)
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【30EGGS】旅の空き時間、埋めます!(ゼログラ)

ひろしまサンドボックス【公式】

株式会社ゼログラが提案するのは、観光の局面で使えるスマートフォン用アプリ「FillTime(フィルタイム)」の活用。
これは旅行客の空き時間と観光施設の空席をつなぐ、新たなるマッチングサービスだ。

「旅行していると新幹線に乗る時刻やお店の予約時間までの間にポッカリ1時間くらい空くことがあるじゃないですか。
そういうときってついスマホをいじったり、喫茶店でぼんやりしてすごしてしまいますよね。
一方で観光施設やレストランも常に混んでるわけではないので、『今なら空いてるよ』って時間があればハッピーアワーのように値引いてもお得になる。
FillTimeはそんな双方の空き時間を埋め合わせるサービスで、両者にとってのプラスワンを目指しています。
観光客は新しい観光先が1つ増え、店舗も新たな顧客が1人増えるという」

互いのニッチな時間を埋め合わせるという意味で、文字通り“Fill Time”を実現するということ。
この案件を提案したのはゼログラ代表取締役の長友 肇さん(45)だが、20~30代の若い起案者が多いD-EGGSの中、長年コンサルティング業に携わってきたミドルエイジの目の付け所も非常にニッチで、現実的である。

「検索してたらすぐ時間がすぎてしまうので、FillTimeは“いま、ここ”に特化したシンプルな作りになっています。
基本は現在地を中心とした地図画面に『近くにこういうお店がある』『こういう施設がある』と情報が表示される仕組み。
ただ、それだけだと一般の地図アプリと変わらないので、そこに店舗側の情報発信が加わるんです。
TikTok風の短い動画で『来てね!』『空いてるよ!』とアピールしたり、時限式クーポンを発行したり。
地図には旅行者が時間を有効に使うためのトレイやロッカーの情報も表示して、店舗側には販促ツールとして使ってもらうつもりです」

【ゼログラ】DEGGS中間報告会FMT2

現在はアプリの開発が終わった段階だが、長友さん曰くFillTimeは非常に広島に適したサービスだという。
全国の宿泊客が一回の旅行で使う金額が平均2万7~8千円であるのに対し、広島は2万円程度。
まだまだ観光地としてののびしろが存在する。
しかも京都や東京といった地域であれば、観光地が密集しているので空き時間を埋めることはたやすいが、宮島、原爆ドーム、呉、尾道……と見どころが点在する広島は移動時間の都合などで中途半端な時間が発生しがちである。

「個人的にこの件を起案する前から広島には何度も観光で訪れてて、いい人いい店が多いなと感じてたんです。
みんなあったかいし、しかも『故郷のためなら一肌脱ぐ!』って気質の人がたくさんいて
FillTimeの成功には店舗側のやる気と協力が不可欠ですけど、営利目的だけでなく、街の盛り上がりに貢献したいと思ってくれる人がこれだけ多いのは心強いですよ」

本来はアプリの開発と並行してユーザー反応を確かめるはずだったが、緊急事態宣言の影響で旅行客がおらず、アンケートへと切り替えた。
そこで旅行客以外のビジネスパーソンにもFillTimeのニーズがあることがわかったという。
宮島や平和公園周辺の100施設に声をかけ、実際のアプリを使った実証実験を10月16日から行う予定だ。

「ひろしまサンドボックスみたいな自治体主催の企画ってあちこちでやってますけど、力の入れ方が違いますね。
『やってみただけ』のところも多い中、実効性を追い求めている本気感を強く感じます
また、最近はリモートでの仕事が普通になって、二拠点生活がよく言われるじゃないですか?
個人的には今回の案件のおかげで広島という街への興味や愛着がどんどん増してて。
“第二の故郷”と呼ぶにはまだ早いけど、自分の人生の幅が広がっていけばいいなと思います」

汁なし担々麺、パンブーム、猿猴橋近辺の赤ちょうちん……長友さんからは、これまでの広島滞在で見つけた広島のいいところがぽんぽんと口をついて出た。
県外の人が思うストロングポイントを、県内の人が盛り上げていければ強力なうねりになるに違いない。
「広島に来たらFillTimeダウンロードしなきゃ」となる社会を目指して、今日も長友さんは広島を駆け回る。

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山を作ったり崩したり、穴を掘ったり、水を足して固めたり…。県内外の企業や人材がみんなで試行錯誤して、様々な産業・地域課題の解決を目指す実証実験の“砂場”です。広島県を丸ごと“砂場”にして、失敗をおそれず挑戦するプロジェクトを応援します。(広島県主催)