広島鍋

外国語とか好きです。

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最近の記事

初期版GPT-4の悪用例

面白いものがありました。 GPT-4 System Card OpenAIが出しているGPT-4についてのドキュメントです。この中で、GPT-4の悪用可能性の例が挙げられているんですが、これがもう圧倒的に面白い。というわけで、Appendixにある例を全部翻訳してみました。 なお、真面目に本文を読みたいという人は、次のページに抄訳があったので読んでみてください。 というわけで、以下が悪用例の日本語訳です。ところで、この翻訳にあたってはもちろんGPT-4は使えなかったの

    • 趣味の人類復興

      最近、こんなツイートを見ました。 面白いですね。ぼくもやってみることにしました。同じプロンプトを使ったので100年後という設定なのですが、追加で核戦争の2年後という設定も入れたので、今から98年後の2111年に核戦争が起こったということになります。ちょっと不自然な気もしますが、まあいいでしょう。 このへんでちょっと飽きてきました。読んでくれた人も、ここまで飛ばしてくれた人も、ありがとうございます。それにしても、GPT-4の役立ちっぷりはすごいですね。こういう事態に備えて、

      • 意味問題の解決とAIの心理的安全性

        以前、機械翻訳に関するこういう記事があった。 要約すると、「母は、父が誕生日を忘れたので、怒っている。」という文は、機械翻訳に人間的な思考ができない限りは正しく翻訳できない、ということだ。筆者はそこで、意味的な問題をクラウドソーシングで人間に聞きに行くようなソフトを想像したりしている。 しかし、この問題は意外な形で解決されることになった。AIに人間的な思考ができるようになるという形で。 以下が、GPT4とのやりとり。 なるほど。もう機械翻訳の問題は解決されたと言ってよ

        • ChatGPTとの対話2

          若い頃の苦労話について話してください。 私は若い頃、経済的な問題で困難を抱えていました。両親が離婚したため、収入が不安定で、生活費や学費を賄うのが大変でした。また、家庭内でもトラブルが頻発し、心理的なストレスもたまりました。 そのため、自分でお金を稼ぐためにバイトをしたり、奨学金を受けたりしましたが、若い頃は自分の意思や希望がまだ定まっていなかったため、何をしたらいいかわからない時期もありました。 しかし、苦労しているということは、強い意志を持って前を向いているということで

        初期版GPT-4の悪用例

          ChatGPTとの会話ログ

          若い頃の苦労話について話してください。 私は大学生の時にとても苦労しました。学校での科目がとても難しく、毎日たくさんの勉強をする必要がありました。また、私は借金がありましたので、毎月の借金返済と同時に、バイトをしなければなりませんでした。そのため、毎日の時間がとても厳しく、どうやって勉強とバイトを両立させるかが大きな問題でした。 なるほど。どの科目が特に難しかったですか? 私が大学生の時、最も難しかった科目は数学でした。数学は私の苦手な科目でしたので、毎日長時間勉強する

          ChatGPTとの会話ログ

          FXで1週間で500万稼いだ

          元手は550万。 だいたい倍にしたことになる。 この記事は↓の記事の続き。 先週の月〜金で220万稼いで、今日の午前で追加で290万稼いだから、まあ1週間で500万稼いだと言ってもいいと思う。 今日も嘘のFX(前記事参照)で稼ぐつもりだったが、介入がやたらと入るようになって難しくなっていた。 先週の↓のツイートの感じ。 もちろん、介入には自動損切り機能を使って対策すればいい。 大規模介入があると「これでヘッジファンドが焼け死んだだろう」みたいなことを言う人がいるけど、

          FXで1週間で500万稼いだ

          嘘のFXで1週間で200万稼いだ

          デモトレードとかの話じゃないです。 ほんとのFX:お金が増えたり減ったりする、相場をよく見て適宜売ったり買ったりする、すごく危険 嘘のFX:お金が増えるだけ、相場は見ないで増えたら確定させて買い直すだけ、すごく安全 FX口座を作ったのは2014年。 国債残高から考えて、いつか何らかの形で日本円がダメになると思っていたため。 ダメになってからFX口座を作るのでは遅すぎる。 最近は毎日「JGB BOJ」(日本国債 日銀)で検索していて様子を見計らっていた。 1か月前の9月2

          嘘のFXで1週間で200万稼いだ

          プロジェクト・ヘイル・メアリーの適任者

          この記事が無事バズってくれたから、ちょっとだけ補足を書いておく。 「厳密に考えるとこの理屈は怪しいのだが…」と書いたところがある。 この部分。 答えを書くと、平均すると7000番目の適任者しか選べない。 これは、「確率pで起きる事象が起きるまでの試行回数」と定式化できる。 そうすると、その答えは簡単に出る。 zakiiさんという方のサイトから引用する。 (本からの再引用になるが) まず、期待値をEとおく方法。 次に、素朴な方法。 いずれにせよ、答えは1/p。ここで

          プロジェクト・ヘイル・メアリーの適任者

          「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の素晴らしくも誤訳まみれの翻訳

          この文についてこの文は「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の誤訳についてのものだ。 だから、未読の人はまずは本書を読んでみてほしい。 できれば原書を、それが難しいなら翻訳を。 「プロジェクト・ヘイル・メアリー」は素晴らしい本だ。 原文はもちろん、そして訳文もある程度は。 翻訳がひどいとは言わない。 この本のAmazonのレビューは4.7だ。 ひどい翻訳なら決してこうはならない。 しかし、誤訳は誤訳であり、この翻訳はそれによってある程度損なわれている。 誤訳だらけの素晴らし

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          「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の素晴らしくも誤訳ま…