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他国の文化は必ず勉強せよ!

みなさんこんにちは
今回はずいぶん前になるのですが、まだ外国にそんなに慣れていない若かりし頃タイへ仕事で行った時のエピソードになります。

この時の任務はタイ北部のチェンマイにていつもの交通事情や現地の生活環境の調査などです。まずはおなじみバンコクにある協力会社のオフィスへと向かい同行してくれるスタッフや日本人駐在員の方に挨拶。
ん~このころはまだぎこちないw

ではではいつも通り作業内容の計画をみんなで共有して いざチェンマイへ出発!

チェンマイはバンコクから約700km離れてます めちゃくちゃ遠いのでさすがに今回は国内線の飛行機で移動となりました。
初日はチェンマイに到着したところで終了です。明日からの作業に備えて早めに休みました。

そして翌日 早朝から早速撮影機材やらPCやらを準備してチェンマイより更に西側奥に入ったドイ・インタノン方面へ向かいます。 「ドイ」はタイ語で「山」という意味なので インタノン山 ということですね
ここまでくると田舎町丸出しです バンコクと本当に同じ国か!?と思ってしまうほどの落差があります

そして調査をしながらドイインタノンのふもとまでやってきたところでお昼の休憩です。
このとき田舎の道路わきにある小さな食堂に入りました。

田舎町にはよくある砂利の敷地に屋根だけあってテーブルと椅子のセットが5,6セットあるくらいの小さな食堂です。
ここではどうもお母さんがメインで営業していて小さい子供がいる娘さんがお店を少し手伝っているような感じでした。
(ですので 正しくはお母さんではなくおばあちゃんですが)

みんなで食事を注文した後 料理が出て来るまで小さい子供を抱いた娘さんと片言のタイ語を少し会話をしてました。
「子供いくつなの?」「かわいいね」などなど他愛もないことを

この小さい子供が3歳(確か)と言ってた気がします。もう本当にかわいい盛りですね とても人懐っこくて僕にも興味を持ちあちこち叩いたりつかんだりしてきて本当にかわいいです。

と ここで僕はあまりの可愛さにこの子の頭をナデナデしてしまいました。 本当にこのときの僕の無知さを呪いたいです。
そうなんです ここ敬虔な仏教徒が多いタイでは他人の頭を触ることはご法度なんです。仏教の教えにより頭は「精霊の宿る場所」として教えられているのです。 子供の場合はそのあたり多少は寛大な目で見られることもありますが それでもここはチェンマイの田舎なので古くからの慣習によりあまり良い目では見られません

この場面を目撃していたお母さんと娘さんはすごく複雑な表情をうかべ 子供をさっと抱きかかえ奥へと行ってしまいました。僕はこのとき何が起きたのかさっぱりわからず呆気に取られていましたが 後日現地のスタッフが教えてくれました。

そうとわかった僕はこのあととても自分の無知さに後悔しました。

一般的に日本人は宗教というものをどのようにとらえているでしょうか
タイでは仏教、マレーシアやインドネシアはイスラム教、インドはヒンドゥー教など国によって信仰する宗教に違いはあれどその教えを非常に大切に受け止めています。その大切な教えを僕は知らずにタブーを犯してしまった。
日本人だって いくら知らなかったとはいえやられたら嫌なことはあるでしょう

これ以来僕は行く先々の国の文化を知っているつもりでも調べるようになりました。 たまに旅は行く先々での出会いがあるから楽しい、計画や知識はいらない。などという言葉を耳にすることがあります、とても自由でかっこよく聞こえますが見方を変えるとこれはとても自分勝手で 訪れられた側からするとたまったもんじゃない!最低限のルールやマナーは知っていてほしいとは思います。

ということで今回の教訓
しくじり先生 俺みたいになるな(すいませんパクりました)

初めて訪れる土地にはそれぞれ独自の文化が必ずある。足を踏み入れる前に最低限のルールは調べるべし! それがマナーだ(なにも外国だけじゃない国内でも同じ)

ではまた


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