【書籍レビュー】TED TALKS スーパープレゼンを学ぶ TED公式ガイド

【読みやすさ】★★★★☆
【実用度  】★★★★☆
【頭のいい人たちの仲間入りしてる感覚になれる度】★★★★★

一言で言えばプレゼンのhow to本。プレゼンのノウハウを準備の段階から本番の服装に至るまで詳細に記述している。

しかしながら過去のTED TALKSに登壇された数々の著名人の語り出しやジョークなどが所々に織り込まれているなど、単なるhow to本になってしまわないように趣向が凝らされている。この手のhow to本はあまり信用していないが、再読したい一冊である。


この本を読んだ後で実際のTEDトークを聞いてみて、スピーカーがトークをどのように準備して、どうやって伝えようとしているのかを考えてみるのも面白いだろう。例えば、FACTFULNESSでおなじみの​ハンス・ロスリングはどのようにトークを構成したのだろうか。

プレゼンスキルだけでなく、要所要所で語られる筆者の主張も心に刺さる。
TEDトークはありとあらゆるジャンルがある。大事なことは各分野一つ一つの専門的な知識を得ることではなく、全く異質に見えるジャンル同士の繋がりを見つけることである。
これは日常生活にも言える。全く異なる価値観を持った相手の話に耳を傾けてみる。嫌いなアイツのいいところを探してみる。何か新しい発見があるかもしれない。そのことを再認識させてくれた。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?