菅 博

山形県鶴岡市在住の27歳男性.晴れている日は山形の自然風景を撮影し、雨の日には読書をす…

菅 博

山形県鶴岡市在住の27歳男性.晴れている日は山形の自然風景を撮影し、雨の日には読書をする『晴撮雨読』の生活.

最近の記事

【書籍レビュー】天才はあきらめた

【読みやすさ】★★★★☆ 【実用度】★★★★☆ 【この人性格悪すぎませんか(いい意味で)??度】★★★★★ お笑い芸人南海キャンディーズ山ちゃんの活動の記録。 芸人のエッセイかと思い読んでみたら、意外や意外、学ぶべき所の多い立派なビジネス書である。 他人へのひがみや妬みをパワーに変える。 古典的な言葉であるが、いざ実行に移そうとすると、これがなかなか難しい。山ちゃんは「嫉妬は最高のガソリン」と述べているが、これを実践するのは簡単ではない。 それではなぜ、山ちゃんはひがみ

    • 【書籍レビュー】教養としての哲学

      【読みやすさ】★★★★☆ 【実用度】★★★★☆ 【さあ行かん哲学という名の大海原へ度】★★★★★ 古今東西の哲学を一冊にまとめた書籍。ソクラテスやプラトンなど古代ギリシアの哲学者から、「正義」の話で有名な現代のサンデルまで幅広く網羅されている。 20名の哲学者の思考法や著作が一冊にまとめられており、これから哲学を学んでみようという方にとってはさながら航海の地図のような役割を果たすであろう。この本を手にとった方の本棚には岩波文庫の書籍がどんどん増えていくのではないだろうか笑

      • 【書籍レビュー】なぜ働くのか

        【読みやすさ】★★★★☆ 【実用度】★★★☆☆ 【人に勧めたい度】★★★☆☆ かつて、アダムスミスは『国富論』のなかで、人が働く理由はその対価(=報酬)であると主張した。人々は給与明細のために、社会の歯車の一つとして退屈そうに働いているが、それが実は社会としての生産性が高めていると。 アダムスミスの考えは、何世紀たった今でも社会に力強く根付いている。 しかし、その考えは時を経るごとに曲解され、現代では「労働=お金」という価値観が出来上がってしまっている。 しかし、社会に

        • 【書籍レビュー】 シンギュラリティは近い 人類が生命を超越するとき[エッセンス版]

          【読みやすさ】★★★☆☆ 【実用度】★★☆☆☆ 【人に勧めたい度】★★★★★ 【ドラえもんにもうすぐ会える?度】★★★★★ 2005年にアメリカで刊行された"Singularity Is Near: When Humans Transcend Biology"のエッセンス版。 記事作成時(2020年)には、原本が刊行されてから15年も経過しているが、 今なお、色あせることのない名著である。 2030年代にコンピュータは現存する人間全ての知能の容量と等しくなる。 2040年

        【書籍レビュー】天才はあきらめた

          【書籍レビュー】TED TALKS スーパープレゼンを学ぶ TED公式ガイド

          【読みやすさ】★★★★☆ 【実用度  】★★★★☆ 【頭のいい人たちの仲間入りしてる感覚になれる度】★★★★★ 一言で言えばプレゼンのhow to本。プレゼンのノウハウを準備の段階から本番の服装に至るまで詳細に記述している。 しかしながら過去のTED TALKSに登壇された数々の著名人の語り出しやジョークなどが所々に織り込まれているなど、単なるhow to本になってしまわないように趣向が凝らされている。この手のhow to本はあまり信用していないが、再読したい一冊である。

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