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アトピー考 その2 ー喘息とアトピー ー

幼少からアレルギー体質だった。物心ついたときには小児喘息を患っていた。アトピーにもなっていた。子供の頃は喘息とアトピーと交互に苦しみ悩んでいた。

子供の頃からの経験で喘息とアトピーには相互関係があるとは直感的に分かっていた。この相互関係は今では本を読まずともインターネットで調べればよく目にする。喘息とアトピーは同じ経路であること。肺と大腸に関係があること。

喘息は呼吸器系の病気であるから肺が関係するのは自明である。大腸とはどう関係があるのか。大腸と言えば水分を吸収するところ。他の役割もあるだろうがまず思い浮かべるのが水との関係だ。

中国医学だったろうか。喘息は肺に水が溜まる病気と考えると聞いたことがある。肺を1つのコップと考えると分かり易い。コップに半分程度水が入っているとする。そのコップを少しずつ傾ける。ある程度傾けるとコップから水が溢れこぼれてくる。そんな説明を聞いてなるほどと納得した記憶がある。喘息の発作が起きるのは大抵寝ている明け方だ。発作で苦しくなり寝ている状態から身体を起こし上半身が水平から垂直になると幾分呼吸が楽になる。肺の中の水が上まで上がってきていてアップアップ苦しんでいたところに起き上がることで水位が肺の下の方に下がり楽になるのだと考えればそうなのかと腑に落ちる。起きている状態で発作が起きて苦しくて横になると返って更に辛くなるのも同じ原理ということになる。真意のほどは分からないがコップを例に取った喘息を肺と水との関係から説明したロジックは分かりやすい。(あるいはうがった見方をすればだましやすい例えなのかも知れないが。)

では、もう一方のアトピーと肺あるいは大腸の関係はどうなのだろうか。皮膚は皮膚呼吸をする。皮膚が担う(になう)呼吸の機能が失われたり損なわれたりすると肺で行う呼吸に負担がかかる。こう考えてみるとアトピーと肺は相互作用がありそうだ。

もう1つの大腸についてはどうだろう。腸は食べ物や飲み物を吸収する機関であり腸内環境を良くすることがアトピー改善のカギとは良く言われている。水分摂取量とアトピーの関係を指摘する説もあるが真意のほどは専門家ではないので良く分からない。ただ、何らかの関係があっても不思議ではない。

こうやって考えてみると肺と大腸の機能を回復させ負担を減らせたらアトピーも喘息も良い方向に向かうのかなと考えられる。

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