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ヴァイキングの暮らしを再現した「ヴァイキング・デー」に行ってきました!

先日、以前から気になっていた「Moesgaard Vikingdage(モースゴー・ヴァイキング・デー」に行ってきましたっ!

このヴァイキング・デーというのは、オーフス市郊外にある「モースゴー先史博物館」が主催する夏の恒例イベント。

なんと、博物館周辺の自然公園でヴァイキングの村を再現しちゃうのです。

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ヴァイキングといえば、8世紀〜11世紀の頃にスカンジナビアを根城にしていた海賊として知られていますが、実は陸にいる時には農業や畜産を営み、海に出る時には平和的な交易の方が多かったそうです。

そんなリアルなヴァイキングの暮らしや営みを再現させ、体験できるようにしたのがヴァイキング・デーの村。

村の中に入ってみると、テントが立ち並び、ヴァイキングっぽい服装をした人たちがたくさんいる〜。

木細工を作っている村の人とヴァイキングの戦士
毛糸を手編みしながら洋服を作っているよう
毛糸は野草を用いて、カラフルに染色していたそうです


なんと当時の製鉄方法も再現!

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芝生公園に立ち並ぶテントを覗くだけでも、昔の暮らしぶりが分かりますが、プログラムに合わせてちょっとしたイベントもありました。

当時の楽器を用いた演奏会は少しもの悲しげな音色
「手斧」と「丸い盾」で戦うのがヴァイキング流の戦い方だそう
ヴァイキングの剣もありましたが、実際はそれほど普及しておらず、作りやすい「手斧」の方がメインに使われていたそうです。

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👇はシンプルなパンを焼いている様子。

少し粗いような小麦で練った生地を、真っ平なフライパンで焼いてました。

ちょっとびっくりしたのは、鹿や鳥の解体ショーがあったこと!

マグロの解体は見たことがありましたが、鹿を解体する様子は初めて見たので衝撃的でした。

でも、食べるということは、生きているものの命を頂くわけなので大事なことなのかもしれません。

そして解体したてのお肉を焼いて振る舞っていました。これは、いわゆるジビエすですね(笑)

もちろん鹿の毛皮もしっかりと使います。水で綺麗に洗いながらなめしていく工程も初めて見たので勉強になりました。

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このヴァイキング・デー、有料イベントなので大人1人180クローネ(約3600円)の入場料が必要ですが、オーフスの観光名所でもあるモースゴー先史博物館にも入館できるチケットです。

なので、僕たちはバイキング村の後はモースゴー先史博物館でも、デンマークの古代史やヴァイキング時代の様子を学ぶことができました。(モースゴー先史博物館は、展示の仕方がとても上手なので、デンマークでお勧めしたい博物館のひとつです)

ヴァイキング・デーは毎年7月の最終週に開催するそうなので、もし機会があればぜひ訪れてみてください〜。

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