ルーチェのお散歩日記　夜は天と地がひとつになる

　どうもールーチェです。犬やらせてもらってます。朝昼晩と、朝、夕、晩と3回毎日欠かさず散歩をします。朝は、外が白んできたら、散歩に行く感じです。季節によりますが、だいたい4時半から6時の間に出発します。夏は早くて、冬はちょっと遅めになる感じです。夕方もだいたい4時半から6時ぐらい。冬は早めになって、夏は遅めにって感じで。夜はだいたい9時半ぐらいですかね。夜ご飯食べて、小1時間仮眠したあとに、出発します。同居男は、もう眼を覚ましませんので、だいたいは、たまきちゃんと2人です。居そうろうのくせに寝過ぎなんですよ。僕なんか、家の見張り役として、夜中じゅう起きてますからね。起きてるというか、不審者には、瞬時に反応できるように、常に神経研ぎ澄ましてますから。そして気配を感じたら、野太い声で、吠えて吠えて、吠えたたみかけるのです。なのでね、近所の人たちは、みなさん大型犬と勘違いしてますよ。ちなみに私はマルチーズですよ。なめらかな白い毛の、ほんのりクリーム色のマーブルがかった、まるで、甘ーい生クリームにキャラメルがほんのり溶け込んだラテのように優しさの象徴のような見た目なんですけどね。キャラメルラテって絶妙に混ざり合って、ひとつになってますよね。

　そうそうひとつになると言えば、夜は天と地がひとつになりますね。今日は夜の散歩についてお話しします。僕も昔は、ひとつになるはずがないと思ってました。だって水と油はひとつにならないですよね。めっちゃ油ハネますよね。豆腐とか、水切り甘かったら、バチバチ跳ねますもんね。あっついですよね。コーヒーとヨーグルトも、ひとつにならないですよね。コーヒーフロートにしようと思って、間違えてヨーグルト乗せちゃったら死亡ですよね。カレーライスと砂利もひとつにならないですよね。カレー食ってて、砂利入ってて、噛んだ時ジャリって感触さいあくですよね。卵かけご飯にウスターソースもひとつになりませんよね。醤油と間違えて、ウスターソースかけてしまった時の悲しさったらないですよね。そうです。それと同じぐらいありえないことだと思ってました。絶対ひとつにならないと思ってるものがひとつになる。いやー衝撃的でしたよ。夜は、街灯の灯りや、部屋に灯る明かりは、星の煌めきと等価になるんですから。みんな夜景とかに惹かれるでしょ。そういうこと。夜は天と地がひとつになるから、地の輝きも天の神秘と等価になるんだよ。街灯大事ってことがわかってきたでしょ。部屋から漏れる明かりをデザインしようなんて考えたこともなかったよ。すっごいマヌケな形した照明でさえ、きれいに見えちゃうんだから。うんこの照明でも？そうだよ。でもその発想がうんこレベルだね。星の光ってあんなに小さいのに、きれいだよね。小さいってきれいってことだよ。ダイヤモンド小さいでしょ。ほう。広瀬すずさんも小さいでしょ。ほう。たまきちゃんも小さいでしょ。なるほどね！その通りです。どれも小さくてキラキラしていますね。でもさ、星はさ光の線伸びててちょっと大きくみえるけどね。光芒っていうみたいね。ギザギザのヤツの事だよ。サイヤ人の気もギザギザしてるでしょ。そうだね、あれのおかげで強そうに見えるよね。それにしても月は、光芒ないよね。くっきり丸くて、やっぱり見入っちゃうよ。中秋の名月ですからね。十五夜さんね。えっ？！そうだったの。どおりできれいに見えるわけだね。きれいだけどなんだか現実味がないというか。浮いてるね。この世界から。あんなに遠くにあるのに、寄り添ってくれてるね。どの場所でも見れるけれど、一年に一度しか見れない。すべての人に与えられた神秘。きれい、美しいって感覚は、落ち着き、安心感とかっていう感覚とは必ずしも比例しない。美しさの種類が違うというのか。星空の美しさや、街の夜景の美しさは、うわぁー　まあなんて事でしょうだけど、月の美しさは、ごっくんだ。ドキッとするような緊張感、怖さすらもある。怖さの後に落ち着きが訪れる。月は間接照明だからね。太陽があってこそ。間接照明って壁とか天井とかをぽやーッと照らすイメージだったけど、こんなにくっきりと球体を照らすものなんだね。ミュージカル俳優だね。あなただけに向けられたスポットライト。たまたま地球からはそう見えているだけかもしれないけど。自らの光りじゃないのに、あんなに美しい。太陽に照らされて美しくなっている事に感謝してるんだね。だから月は僕らにも寄り添ってくれるんだね。太陽の男前なところも伺える。自らあんなに輝けるのに、夜は月に見せ場を譲って。夜は月の方が美しく見えるってことを知っているんだね。スポットライトが当たっているように見えるのは、月は女優よ。オーラというか、そうゆうので、光って見えるんだから。じゃあやっぱりすごいのは月なの？もはやどっちがすごいって話じゃないのよ。太陽と月。2つが存在することがすごい事なんだよ。

　そんなこんなで今日の夜もふけていく。