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動きの発達 対側②

皆さん、こんにちは。

健康届け人の小林寛です。

今回のブログでは前回に続き、動きの発達の最後になる「対側」ついて説明していきます。


対側性の獲得は左右の脳を適切に使える状態でもあるので、身体だけでなくコミュニケーション能力にも影響を与えます。


コミュニケーションには3段階あって、「反射」→「反応」→「対応」の順に高次化していきます。


この3段階は脳の発達が関わっていて、各段階を学校でプリントを配られる場面を例に説明していきます。


まず最初は脳幹でのコミュニケーションになり、この段階が「反射」になります。


反射の段階では配られたプリントを「ありがとう」も言わずに奪いとるようなコミュニケーションになります。


特に感情や思考が入る余地がなく、プリントが来たから取るという状態で、爬虫類や魚の脳の大半を脳幹が占めることから「爬虫類脳や魚類脳」とも言われます。


脳幹の次は大脳辺縁系(動物脳と人間脳の間で哺乳類脳と呼ばれる)の段階となり、コミュニケーションが「反応」になります。


反応ではプリントが来たから取る。


来た事に反応して受け取る。奪うのではなく受け取れるようになります。


欲しいから受け取り、欲しくないから受け取らないといった「快か不快」の判断でコミュニケーションが取られます。


反射、反応の段階を経て、最終的にたどり着くのが大脳新皮質でのコミュニケーションとなり、「対応」となります。


対応の段階では配られたプリントを受け取り配ってくれた相手に対して「ありがとうございます」などの言葉が自然と出てくる状態です。


これが文章の最初に出てきた「人間脳」になります。


人間脳は「脊椎」→「相同」→「同側」→「対側」と順番に積み上げていくで辿り着きます。


そして、人間脳までいくことで言語を意味あるものとして扱えるようになるし、視覚にも影響を及ぼします


視覚には「感覚」→「知覚」→「認知」の3段階があり、その3段階をルビンの壺という絵で説明します。

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まず、「感覚」の段階だとこの絵は白いものと黒いものが見えるだけです。

そこから「知覚」の段階にいくと色だけでなく形も認識出来るようになります。

発達に関わる動きを積み重ねて人間脳にたどり着くと最後の「認知」の段階までいく事が出来るのですが、この段階になると、白いのは壺で黒いのは二人の人が向き合ってる事まで理解出来るようになります。

この段階までいく事で絵や図だけでなく、物事を色んな角度から見る事が出来るようになり、色眼鏡で見る事が減っていきます。

前回と今回の2回で「対側」について色々と書いてきましたが、人間が人間らしく楽しくこの世界で生きていく為には色んな面から見ても対側性の獲得はとても重要です。


なのでしっかりと色んな動きを通して「脊椎」→「相同」→「同側」→「対側」と積み重ねていきましょう。

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