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学校の友達・・・イギリス・フランス5年間の赴任生活<第54話>

イギリスでもフランスでも、小学生くらいの子供たちは仲の良い友達を自宅に招待し、そのままお泊りするのが習慣のようです。誕生日パーティーも友達をたくさん呼んで盛大に行っています。
幸いなことにトモ(長男)もアッシュ(次男)も友達がたくさんでき、友達の誕生日パーティーに呼ばれたり、お泊りに行ったりしています。

ある時、アッシュは仲の良くなった友達(仮称 セバスチャン)に招待されてお泊りに行きました。セバスチャンの家は郊外の林の中にあり、送迎してもらいました。

翌日帰ってきたアッシュに聞いてみました。
「どうだった?楽しかった?」
 「セバスチャンの家はChateau(シャトー:城)みたいで、すごかった。」
「ふーん。豪邸なんだね。」
 「お父さんと同じで、セバスチャンのお父さんも出張が多いんだって。」
「へぇ~そう。何の仕事をしているの?」
 「車の運転をしているらしいよ。」
「そうか。(運送トラックの運転手なのかな・・・?)」
 「この前はモナコへ、去年はマカオとかいう遠いところに行ったらしいよ。」
「え? モナコ、マカオ? もしかしてF1レーサー?」
 「F1て何? よくわかんない。」
「セバスチャンの苗字は何?」
 「セバスチャンはセバスチャンだよ。 苗字? わかんない。」
「うーん...」

どうも、この学校にはお金持ちの家庭の子供達も通っているみたいです。
まあ、そんなことは気にせずに、二人が友達をたくさん作って学校生活を楽しんでくれれば良いのですが。

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