見出し画像

帰国の準備・・・イギリス・フランス5年間の赴任生活<第77話>

事業撤退に合わせて私の工場勤務の業務も終了し、帰任することが決まりました。

赴任で来た時と同様に種々の帰国の手配を進めなければいけません。
・アパートの契約終了。荷物引越しの手配。公共料金の中止手続き。
・マルセイユ領事館へ連絡。市役所へ転出手続き。学校の転出手続き。
・日本での住まい探し。入学する学校の手配

帰国後には 海外赴任前に勤務していた川崎市に一旦は戻ることになりましたが、今後も短期間でまた転勤になる可能性もあるため、家族は九州の地方都市にある実家の近くに賃貸マンションを借りて住むことにしました。
「家族は一緒にいなきゃ」とこだわって 家族を海外にまで連れてきたのですが、日本に帰国した後は、残念ながら離れ離れの単身赴任生活になってしまいます。

実家のある市内の私立の学校に問い合わせをしました。
学校としては帰国子女を迎かえ入れることは大歓迎らしいのですが、残念ながら帰国子女枠の優遇制度はなく、入学するためには普通どおりに試験を受ける必要があるとのこと。残念ながら息子達には無理です。
国語、算数はとりあえずOKですが、
社会:ローマの歴史は知っていますが、日本の歴史は勉強したことがありません。
理科:自然科学関連の英語名は知っていますが、日本語名がわかりません。
仕方なく、公立(市立)の学校に入学手続きを行いました。

その他の帰国手続きを本格的に進めていきます。

イギリスで3年間とフランスで2年半の合計5年半の赴任生活でした。家族は半年遅れで来ましたが、当時トモ(長男)は小学校2年生に、アッシュ(次男)は幼稚園の年中組に上がる時でした。帰国後に4月からはトモは中学校1年生、アッシュは小学校4年生になります。
やっとイギリスに慣れた頃にフランスへと転勤することになり、見知らぬ土地で家族はとても苦労したことでしょう。大変でしたが、大きなトラブルもなく無事過ごせたことに感謝です。

[フランスの思い出写真]

[左] アッシュの誕生日に家に遊びに来たトモの親友
[右] 仲良くなったフランス人のママ友達
[左] 南仏プロバンスのラベンダー畑
[右] アパートの近くの噴水の前で
(イギリス赴任当時の子供たちの背丈は 第2話の挿絵で見られます)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?