見出し画像

公民連携とは

今日は、スポーツビジネスに詳しい荒木重雄さんにお会いしてきた。

公民連携という言葉を初めて聞いたがとても面白かった。
これまで産官学連携、官民連携という言葉は聞いていた。これらは、公共性の観点から主体は行政に置き、そこに企業が参画する形が多い。
事業の責任が行政=官にある場合、行政の担当者が変わったりするとうまく運営できなくなることもあるようだ。

宮崎の行政主体で始まった耕作放棄地の活用プロジェクトは、今、農家、観光局、我々のような民間が参画し、官民連携の良いケースになっていると感じる。
ここからの発展は、民間の一層の参画が重要だと思っている。


一方で、今回学んだ「公民連携」は、民間が主体となり、民間が官に変わって運営し、官はそのサポートをするというものだそうだ。

我々がOne Rugby で取り組んでいることは「公民連携」に近いなと感じた。我々が実現したいことがその街の行政の課題解決とマッチし、具現化してきた。

例えば、江戸川区には共生社会を推進したいがなかなか具体的な策を実施できていないという課題があった。そこで我々は、One Rugbyの、ブラインド、デフ、車いすラグビーなどの体験会の提案をし、成立した。

活動の場が欲しかった我々と、江戸川区の行政課題がマッチした事例である。
また、クボタスピアーズさんの協力も得て、その体験会をラグビーの試合会場で実施することができた。これも我々民が主体となったことによる結果かな、と嬉しく感じている。

ブラインドラグビー体験会の模様(2022年4月23日@江戸川区陸上競技場)
車いすラグビー体験会の模様(2022年5月1日@江戸川区陸上競技場)

他には、地方の高校生の教育をサポートできるよう、県や市と、企業版のふるさと納税を使う仕組みも検討している。
これも我々民間から始まったプロジェクトに対して官の賛同を得ようとする面白いプロジェクトだ。

地方の人材教育は今後の日本を作っていく上では非常に重要であり、そこに我々がスポーツで培ってきた知識や経験で貢献できるのはとても楽しいし、やりがいがある。こういったことに、今後はもっとチャレンジしていきたい。

また、民間で良いアイデアを持っていたとするならば、
色々なステークホルダーを巻き込めるような仕組みやルールができてきているので、皆さんも既存の枠に捉われずにやっていただくと良いかもしれないなと思った。

今日の詳しい話は、11/12のアポロプロジェクトのイベントの一つのパートでやりますので、興味ある方はぜひ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?