【書評?】ギフト
ギフト 原田マハ著 ポプラ文庫
はじめに
これはあくまで書評?であり、書評の体をなしていないかもしれません。そしてこれはあくまで個人の感想であり、それ以上でもそれ以下でもありません。
あらすじ
もやもやとした気持ちを抱いて私は旅に出る(「この風がやんだら」)。大学時代の親友の結婚式に向かう特別な近道(「コスモス畑を横切って」)。海外留学の前夜、桜並木の下を父親と歩く(「そのひとひらを」)。エニシダの枝に飾られた、彼からのメッセージ(「花、ひとつぶ」)。希代のストーリテラーが、慌ただしい日常の中に潜む小さな幸せを描き出す、心温まる20の物語(ギフト)。母と娘の切ない絆を描いた短編「ながれぼし」を併録。
(裏表紙より)
感想
掌編集でサクサク2時間ほどもあれば読めるでしょうか。ほっこりしてぐっときて、そしてちょっとほろりとする物語が20編。
私のお気に入りは「そのひとひらを」、「十二月のカレンダー」、「ささやかな光」の三編。「ささやかな光」では父親の優しさにぐっときて、ちょっとほろりと涙した。
すべての物語が、ほっこり温かくて心がぽかぽかする物語ばかりでした。サクサク読めるのに、すっと心に入ってきて、ぐっと惹きつけられる物語に私もこんな作品が書けたらいいのにと思いました。
「十二月のカレンダー」は昇進して転勤する私と上司の話なのですが、これも上司の見る目というか、着眼点というかそういうのがすごくておススメです。
日常に疲れた人におススメの一冊です。本当にほっこりします。
おわりに
初原田マハ作品でしたが、大満足でした。他の作品も読んでみたいですね。掌編って難しいと思うのですが、これだけ読ませる作品を書ける人は稀有だと思います。
今回は原田マハ著 ギフトを書評?してみました。まだ読んだことがないという方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
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