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イシューってなんだ、ジョブってなんだ

イシューとジョブの定義

クリティカル・シンキングに代表される論理的思考とジョブ理論も含まれるデザイン・シンキングは全く異なるものだと捉えられているが実は繋がっている(と私は思っている)。つまるところその接合点とはイシューに帰着する。

イシューとは

イシューとは「いま本当に考えるべき問い」と定義される。疑り深い性格なのか、私はわざわざ「本当に」を付けていて、いつも自問する。
「この問いはいま本当に考えるべきなのか」と。大抵の場合は違和感を感じたりするからイシューを特定するということは重要なのである。

イシューとジョブ

イシューはどちらかと言えば考える人の手前にあるもの、ジョブとはサービスや製品を使う人が「なぜその製品を採用したのか」という問いに答えるためのinputファクターである。ジョブを研ぎ起こして特定することで、その問いに対する真因が特定され、勝ちパターンが特定される。その勝ちパターンを構築するためにはどうするかを自社が考えるべき時にこそイシューが明確となり、ここで繋がる。

まとめ

ジョブ理論は分析するためのツールであり、イシューは考えるべき問い。イシューがゆるかったり、ずれてたりすると拡散思考と言われるデザイン・シンキングも有効な打ち手とはなりえない。つまるところ物事を分析するための王様はイシューである。


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