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※【EP『Music has 9 lives』曲解説】#6
まだまだ届けたいので、EP後半の解説をしていきますね。
弾き語りライブも待ってます!
<M6:minimal>
友人が神戸にオープンした個室サウナ”minimal SAUNA”とのタイアップソング。ミニマルに生きることを改めて意識するキッカケになった曲です。
冒頭のSEは森崇さんによるフィールドレコーディング。梅田の雑踏と琵琶湖の水音の対比。高井城治のペダルスティールが風邪のように気持ちいいで
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コロナ禍にno
#100 世界のお風呂
朝起きて洗面所で顔を洗おうと蛇口を捻った時のことだ。
お湯が出ない。
その瞬間は何が起こったのか分からなかった。こんな寒い日に朝からお湯が出ないなんて考えられない。まだ夢の中なのだと思った。しかし落ち着いて再度蛇口を捻っても、出ないものは出ない。人生には努力でどうにかなることと、どうしたって不可能なことがあるのだ。どれだけ強い想いを持って取り組んだところで、出ないお湯は出ないのだ。
終わった
#99 "こっち側"と”あっち側”
先日リリースしたEP『Music has 9 lives』の四曲目に収録した『まどろめ』という曲について。夜と朝の狭間、生と死の狭間、世界の終わりと始まり、こっちでもあっちでもない感覚、生まれ変わるイメージを書いた歌詞。
具体的なところでいくと、これは僕だけかなぁという感覚がある。特定のシチュエーションでのことではなく、たまに、周りの音が大きく聞こえる。そして目の前の物事、自分以外のものが遠くに
#98 不意打ちについて
先日、ビルボードライブ大阪に、佐藤竹善さんのライブを観に行った時のことだ。メンバーは、佐藤竹善(ボーカル)、青柳 誠(ピアノ)、井上陽介(ベース)、江藤良人(ドラムス)といった面々。それはそれは芳醇で、素晴らしいライブだった。歌の上手さももちろんあるけれど、バンドの演奏、選曲、MC含めた流れ、心地の良い熱も相まって、全てが一つの旅だった。MCでは今起こっていること、僕たちが共通して持っている気持ち
もっとみる#97 あたたかい季節
12月だ。そういえばつい最近1月だったのに、気がついたら12月になっている。街はクリスマス一色。そう、冬だ。誰がなんと言おうと、四季で表すならば、冬なのだ。猫が人間にくっついてくる、あたたかい冬がやってきた。
しかしあたたかい冬とはいえ、つい最近、ものすごい寒い朝があった。その日は6時半に起きて出かけなくてはならなかった。目が覚めてすぐ、その”寒さ”を感じた。布団からでた肩が寒い。そして、顔が寒
#96 ライブ中のアクシデントについて
昨日のライブでスローな曲を歌っている時のこと。「ガッシャ〜ン!!」とキッチンの方から何かが豪快に落ちる音がした。皿が一枚割れたとかそういうレベルではなく、何か重たい物がかなりの重力を感じて床にぶつかった音だった。曲のいいところでその衝撃音がして、僕らは一気にキッチンに意識が持っていかれた。歌っている方としてはやめることはできないし、曲の世界が壊れたことが少し悔しいところではある。しかしライブ中に何
もっとみる#95 ラジオプロモーション
新しくEPを出す。ニューリリースだ。なんだか僕にとってはリスタートのような、ようやく動き出すような、どこかに帰ってきたような気持ち。9曲入りのEPが、「それはアルバムではないのか」という議論は置いておいて、今、その作品を届けようとプロモーション期間真っ只中だ。”キャンペーン”と言ったりするが、周知を図るためにさまざまなメディアに露出してゆく。基本的にはラジオに出させてもらう。僕の世代のアーティスト
もっとみる#94 飛び込み美容院の話
髪を切った。なぜかというと、髪が伸びたからだ。伸びたら切る。こんなシンプルなことが億劫になってしまうようなこの数年だった。しかし、僕は髪を切った。まあ、パーマもかかっているのでバッサリ、とはいかなかったけれど。
#93 令和のトイレ問題について
ミスタードーナツでコーヒーを飲んでいた時のことだ。幼い女の子とそのお母さんがトイレに並んでいた。どうやら女の子がトイレに行きたいようで、「まだかなぁ」とソワソワしていた。しばらくしてもトイレは空かなくて、お母さんは作戦を変更して近隣の「コンビニへ行こう」、と女の子と出て行った。すると二分ほどして、その女の子とお母さんがミスタードーナツへ帰ってきた。様子を見る限り、まだ用は足せていない。おそらくコン
もっとみる#92 キャッスレスの弊害
デジタル化が進めば進むほど便利になって、しかしその弊害も出てくる。なんでもキャッシュレスで買えて、手ぶらで出かけることができる時代だ。今日は大学生に音楽を教えるために大学に来ていて、昼休みにこのエッセイを書いている。あまり長い時間ではない昼休みにゆっくりエッセイを書けるのおはなぜか。それは、財布を家に忘れてきたからだ。
#89 VIVANONNON
今更ながら、VIVAN、面白かったな。連続ドラマなんていつぶりに観ただろうか。録画したものを後になって観るのが苦手で、放送の時間にテレビの前にいることができない僕は連続ドラマと相性が悪いんです。でもVIVANは最終回まで観てしまった。TVerを使ってまで!
#88 早過ぎるざる蕎麦
時間がないのでざる蕎麦でも啜り上げて行こうと注文したら、ものの1分も経たないうちに「お待たせしました」と言って店員さんがざる蕎麦定食のお盆を持ってきた。全然お待たせされていない僕は、予想を遥かに超えるその”早さ”につい「はやっ」と言ってしまった。僕としてはメールを返し、スケジュールを確認するなどしてざる蕎麦が来るまでの時間を使おうと思っていたので、正直リズムが狂った。ざる蕎麦が来るまでの間にやるは
もっとみる#87 作曲法について
夏休み明け、大学の授業が始まりました。なぜか高速道路が渋滞で、1時間前行動をしているはずが10分前に大学の駐車場に着くという恐ろしさ。走ってタイムカードを押して教室(スタジオ)に駆け込んでレッスンの準備を整え、「ずっと前から待ってましたよ」みたいな落ち着いた感じを装って学生を待つも、待ち人は来ない!「向かってますか?」とラインしても既読にならず(今時は連絡もラインです)、そのまま一限終了。おい!こ
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