【30代ゲイ語学留学に行く】ただ空を見つめるだけ
こんにちは。
ひろさきえだまめ
です。
留学を申し込んだ際、賃料の関係でバスルームは共有の部屋選んでいたのですが、なぜか1階のバスルーム付きの部屋を案内されていました。
ただ案の定なにかの間違えだったらしく7月末に3階のバス別の部屋に移動しました。
今までリビングキッチンと直結の部屋だったので、非常にうるさかったのですが、こちらはほぼ快適。
ただ熱がこもるので暑くてブチギレそうになってしまいます。
この家にエアコンなんぞないのです。
この部屋の扉は立て付けが悪く、鍵を掛けているるつもりでもしっかり閉めないと開いてしまったりします。
なので内側から鍵を掛けているにも関わらずそのまま外に出ていけるのです。
そしてそのあと扉がしっかり閉じてしまうと鍵がしまるのです。
このように部屋の外に出た結果
締め出されました。
いやーやってしまった。
荷物の移動をやっと終えた夜7時。オーナーさんに連絡。夜ご飯の時間かと思いますが、すぐに来て鍵を開けてくれました。
注意不足。恥ずかしい。
以後気をつけないと!
この日はそのあと語学学校の友人とウエストハリウッドのゲイクラブに行くことに。
LAのゲイクラブは2時前に閉まります。最近2時に帰りたいお年頃の私にとってはちょうどいいですね。
まっすぐ帰って家に入り部屋へ。
歯だけ磨いて今日は寝よう。
そう思い、部屋で財布やiphone等のポケットのものを置いて、洗面所へ。
鍵も部屋置いて、洗面所へ。
締め出されました。
8時間ぶり2回目。
時は夜中の3時。
iphoneも中にあるのでなにもできません。
今なにができるのか、ほろ酔いの頭で必死に思考。
ピッキングをしよう。
ただ針金はない。
3階には電子レンジや流し場だけがある簡易キッチンがあります。
そこのアルミホイルでどうにかならないだろうか。
なりませんでした。
あらためてなにも出来ないという状況を実感。
キッチンに座ってただ空を見つめていました。
暗かった空が徐々に明るくなり、隣接した家の壁が澄んだ青みを帯びていきます。
現状、家の中には入れているので身の危険はないのです。ただiphoneが手元になく、いかなる情報の発信も受信もできません。そんな中、私は時間を知りたくなりました。4次元で自分で位置を把握したかったのです。
自分がどこにいてどの時を生きているのかわかることが、どんなに自分を安心させていたのかをこの時私は知ったのです。
空はやがてうっすら穏やかなピンク色を含み始めました。おそらく太陽がもう少しで地平線から顔を出すのでしょう。朝が来る。
きっと今は5時30分〜6時であろう。
締め出されてから3時間たち、やっと私は空から自分がいまどの時代を生きているかを予測することができたのです。
そうしているとシェアハウスに住んでいる、インド人が起きてきました。
状況をつたない英語で説明する私。
そしたら
「そんなことになってたなら他の人の部屋ノックすればいいのに!ドンビーシャイ!」
と言い放つ彼。
夜中の3時に部屋をノックするかどうかはシャイの問題なのでしょうか。
即オーナーに電話してくれるインド人。
時は6時30分
さすがシャイじゃないだけあります。
ただそのときはまだオーナーも寝ていたようです。
最終的に朝七時に鍵をあけてくれてやっと部屋に入ることができました。
その日以来、部屋にいるときは鍵を閉めないことにしました。
ちなみにこのインド人、宇宙関係のエンジニアしてるからかなりお金あるらしいんです。なんでこの家住んでるんだろう。
えだまめ
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