僕が『ザリガニの鳴くところ』を読み終わって2週間が過ぎました(ネタバレ無
某迷惑メールの件名風に書いてみました。
僕が今回読んだのは…
Audible版『ザリガニの鳴くところ』
著者: ディーリア オーエンズ, 友廣 純
ナレーター: 池澤 春菜
です!
読書とか映画の感想文って見終わって割とすぐに書くものだと思っていましたが、「読後感」とやらに浸りたくなり2週間が経ってしまいました。登場人物の名前がもう出てきません。
内容を忘れかけている淡い思い出を綴るので、ネタバレも気にしなくて大丈夫です!
Audible版ならではの良さ
本の内容自体とても素晴らしいのですが、まず、Audible版はナレーターの方がとても良かった。
オーディオブックの良さが際立つ作品と言えるのではないでしょうか。
割とたくさんの登場人物がいるのですが、その演じ分けが丁寧で、すっとお話が入ってきます。(僕はそんなにaudibleの小説を読んだことがないので相対的な評価はむずかしいのですが😇)
この本では自然に関する描写がとても細かく表現されています。その描写に声のニュアンスが加わることで想像力がかき立てられ、頭の中に匂いや風が流れ込んでくる感じがありました。
思い出に残る良かったシーン
物語に関わるものでぐっときたところは何個もあるのですが、それを除いて…
繰り返しになりますが自然が絡むシーンは印象的ですね。
主人公がある人物と一緒に居るとき、風が吹きすさびます。(風は吹いてなかったかも)
二人を囲む木々は大きく揺れ、たくさんの葉っぱがひらひらとゆっくり落ちていく。葉っぱ一枚一枚を眺め視線を上から下に降ろしてゆく。。。みたいな感じの文だったと思います。
僕の文章力のなさが悔やまれますが、そのゆったりとした、幸せな時間が文章と声から伝わってきてとても良きでした。
まとめ
この小説はちょっとミステリー要素もあるのですが、メインはやっぱり自然と主人公の関係だと思っています。
いろいろな出来事が起こるのですが、自然だけは大きな心で、変わらず主人公を見守ってくれている。
そんな自然の雄大さが感じられる良い作品でした。2週間たっても、多分1年たってもこの感覚は忘れないと思います。
自然ともっと仲良くなりたいな。
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