任天堂2020年3月期決算に思うこと

任天堂の2020年3月期決算が発表されました。
最新の決算短信と決算資料を参考にしながら、私の思うことを書いてみます。

任天堂の公式サイトはこちらです。

以下の資料はすべて決算資料から引用しています。


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やはり新型コロナウイルスの影響は看過できませんよね。

任天堂はファブレス経営なので、基本的に自社工場を所有していません。加工、生産は外部の協力企業に委託しています。協力企業の中には中国企業も含まれているかと思います。


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2020年3月期決算では売上高が9.0%増加していますが、営業利益の増加率が41.1%と非常に高くなっています。これには売上原価の減少が大きく起因しています。

売上高から営業利益に至る過程には、売上高から売上原価と販管費を控除する必要があります。販管費に関しては2019年3月期決算から売上高が増加することに比例するように同じく増加しています。

しかし、売上原価に関しては売上高が増加しているにもかかわらず、大きく減少しています。

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上記の「決算短信」の損益計算書をみても、売上原価が減少しているのがわかると思います。


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売上高の内訳をみると、モバイル・IP関連収入等がシェアは低いながらも、増加率は高くなっています。また、海外売上高比率も77.0%と海外に依存する経営体質であることがわかります。そのため、為替の影響を大きく受けることもわかりますよね。


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またデジタル売上高も大きく伸びていることがわかります。


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さきほども書きましたが、販管費が増えているにも関わらず、営業利益が増えています。これは販管費を控除する前の売上原価が大きく減ったためです。

また研究開発費が大きく増えているのも見過ごせません。


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海外に大きく依存する経営ですから、為替の影響を受け、2020年3月期は為替差損を計上していることがわかります。


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2020年3月期には「ポケットモンスター」と「どうぶつの森」の新作が発売されました。中でも「どうぶつの森」は期末の3月に発売されたばかりですが、すでに1,000万本を超えています。


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そしてswitch版「どうぶつの森」は発売から、なんと6週間で、すでにDSや3DS版の「どうぶつの森」のそれぞれの生涯販売数を超えてしまっています!

新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごす人が増えたことも大きく寄与していると思います。また、switch本体は今も品薄状態です(2020年5月時点)。switch本体が潤沢に市場に出回っていれば、さらに「どうぶつの森」の売上も増えることでしょう。


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また「マリオカート」のマルチプレイ機能の追加など、過去に発売されたタイトルでもさらに売上を伸ばす施策を次々に導入しています。マルチプレイの導入により、元のソフトの売上も増えるという相乗効果も生まれるはずです。


以上、ざっとではありますが、今のswitchの勢いは凄まじいものがあります。それを第一にけん引しているのは「どうぶつの森」であることは明らかです。

以下、私のブログでは2019年3月期決算について詳細に分析していますので、よければご覧くださいね。

ひろりん




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