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顔が美味しそうな料理人

人が作ったものには、
なぜかその人柄が現れます。

今回企画した
「あなただけの
プレミアム塩作り
体験ツアーat淡路島」で訪ねる

自凝雫塩(おのころしずくしお)の
末澤さんの作る塩には、

美味しさで人を
喜ばせたいという
お人柄であふれています。

* * *

末澤さんと出逢ったのは
2012年2月の大分県。


大分には
循環農法という名の農法を
確立した有名な農業者がいて、

その方が主催する
一週間泊まり込みの
百姓塾というセミナーで
同室になったのが
この末澤さんでした。


人懐っこい彼とは
すぐに仲良くなりました。


農業に関心のある人たちが
集まる中で、

彼は友人と
塩を作る会社を
立ち上げている途中だ
と言います。


この百姓塾を
主催する親方も塩を
作っており、

教えてもらうつもりで
参加したとのことでした。


美味しくて
いい塩を作るのは
難しそうだけど
がんばってね、

というのが
僕の正直な気持ち。

その年の8月。


ある日、
僕を知っている人が
家にきたから遊びに来ないかと
近所の友人から
電話がありました。


「僕を知っている人って
 誰やろう??」


友人の家には、
末澤さんと一緒に
塩を作っているAさんが
いました。


彼も百姓塾に
参加していたので
面識があったのです。


Aさんと僕の友人は
繋がっていたようで、
塩ができたからといって
僕の友人の家に
訪れていたのです。


僕も早速
Aさんの持ってきた塩を
味見してみました。


美味しい。。。


甘み、旨みが
感じられるいい塩と
いうだけではありません。


塩自身が自分の味を
主張することなく、

体に柔らかくスウ〜っと
馴染んでいくように
消えていく感じが
とても心地よかった。


「すごいなあ。
 すごい塩作ったなあ。
 おめでとう〜」


僕はなぜか
自分のことのように
嬉しく思ったことを
覚えています。


当時雑穀料理を教え、
何種類もの塩を使い分けていた
塩フェチの妻(今は離婚した)も
大絶賛でした。


その日、
末澤さんに電話したのは
いうまでもありません。


その後、
元妻といっしょに
末澤さんの製塩場を
訪ねました。


太古の海のような
塩を作りたい。


太古の海を
人の体に戻して
循環させるような
塩を作りたい。


味わいを良くするため、
煮詰まった塩水を
掻き回す時でさえ、

その方向や
回数にも気を遣う

彼の塩に対する
真摯な姿勢が
とても印象的でした。

* * *

末澤さんは、
塩作りをする前は
料理人だったということです。


だからこそ、
料理全体の味わいを
イメージした上で
塩の味わいを創っていくことが
できるのでしょう。



彼の塩は
何に使っても
美味しいのですが、

何かの素材に
ふりかけたり、
おむすびにしたりすると

特に本領を
発揮するような気がします。


素材の味が
グ〜ンと伸びて
広がるのです。


その後、
僕は10年にわたって
彼の塩を使い続けています。


料理はもちろん、
味噌や梅干しなどの
加工品の仕込みも
必ず彼の塩。


特に味噌は
僕が無農薬・無化学肥料栽培で
作った大豆と米で、
麹も僕の手作り、

そこに末澤さんの塩が加わって、
どなたに食べていただいても
絶賛していただける逸品に
なっております。


僕の作る味噌も
彼の塩がなければ完成しなかったでしょう。



彼の生み出す塩は
それほど素晴らしい。


そして何より、
彼の顔自体が
とても美味しそう
です(笑)。


美味しい料理で
人を喜ばせる料理人は、
顔自体が美味しそうな人が
多いです。


彼はまさに
そんな顔をしている。


これは冗談ではなく、
とても素晴らしいことです。


なぜなら
そんな人は
とても稀少だから。


今回の塩作り体験は、
ていねいで美味しい塩を
作る体験だけではなく、

美味しそうな顔を持つ
末澤さんにも
逢っていただきたい
という想いがあります。


心地よい潮風のように
あなたの心を清々しく、
そしてそこはかとなく
愉しい気分になること
間違いなしです。


あなたにも
その心地よさを味わって
いただきたいと思って
企画しました。


末澤さんの
塩に対する気持ちが
わかる動画
↓↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=Y9AW4b-HDlU&t=27s

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