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戸取大樹のインラインスケートの世界

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30年あまり続けているインラインスケートを通じて、挑戦すること、旅すること、感動すること、考えること、共有したいことを載せています。
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2021年1月の記事一覧

日本から行きたい① 中国・北戴河(ベイダイヘイ)インラインスケート大会 後編

日本から行きたい① 中国・北戴河(ベイダイヘイ)インラインスケート大会 後編

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トップ選手だけじゃない!あなたも国際スケーターに。

 中国の大会に出られるのは何もトップレベルのスケーターだけではありません。子供も一緒に家族で参加している選手もいれば、マスターズカテゴリで走る選手、ジュニア選手もたくさん参加しています。大会にはジュニア、シニア、マスターズの他にフィットネスブーツでも参加できるミニマラソン(5kmや10kmなど)もあります。

 海外選手は

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日本から行きたい① 中国・北戴河(ベイダイヘイ)インラインスケート大会 前編

日本から行きたい① 中国・北戴河(ベイダイヘイ)インラインスケート大会 前編

だれでも世界中から、スケート背負って北京に集まれ
 中国という国はいろんな意味で日本とは違います。その違いはときに桁が二桁違うようなぶっ飛び方をします。
 スケート界で10年前まではアジアでも後塵を拝していた中国は今や世界の中でも強豪国になり、愛好者の数だけで言ったら世界で1番か少なくとも2番と言えるまでになってしまいました。
 その趨勢はひとえに「国がヤル気かどうか」の運に左右されるものですが、

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インラインスケート 125mmタイヤの選択

インラインスケート 125mmタイヤの選択

 125mmタイヤはその大きさ故にローリング性能が強いので、実は110mm以下のタイヤよりもウレタンの性能差が大きくないように感じます。それでも、125mmの主戦場であるマラソンやロングライドになってくると小さな差が大きくなって来ます。
 また110mm以下ではあまり違いがなかった素材や構造そのものへの工夫も各社出始めて来ています。
 以下は僕が実際に履いた125mmタイヤのレビューです。

MA

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【妄想解説】ヨーロッパ選手権シニア男子1000m

【妄想解説】ヨーロッパ選手権シニア男子1000m

妄想解説 面白いレースをピックアップして、勝手に解説していきます。
 今回は2019年のヨーロッパ選手権です。
 スペイン・パンプローナで開催された本大会。ベテランと若手が世代交代をかけて激突しています。
▶︎ https://youtu.be/FXMhuXfFUEA

シニア男子1000m決勝 1000mは過酷なレースです。最初から全力で行くには長すぎるし、かといってペースは速い。途中のポジショ

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スケーティング改善トレーニング ④

スケーティング改善トレーニング ④

 スケーティング改善トレーニング受講いただきました。
 SUZUKIさんはスケート歴2年半ほど。ドイツ赴任中に始め、本場でたくさんのスケート選手を見て刺激を受けたそうです。うらやましい!
 すでにベルリンインラインスケートマラソンも一度経験済みで2時間を切る成績を残しています。

 「マラソンでもっと上のスタートブロックで走りたい」(ベルリンは持ちタイムでスタートのブロックが決められている)とのこ

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