北釜地区の土地利用のゆくえ。震災から8年8ヶ月だったけど、の巻。

東日本大震災で、防災集団移転をした北釜地区
仙台空港のすぐ東側、沿岸部にあります。
私の親戚や同級生が住んでいましたし、ここにあった土建屋で5年ほど仕事をしたことがあるので、知らない土地ではないのです。

震災後は、ほとんどの人が美田園北地区に移り住んでしまいました。
空港隣接ということもあって、民間駐車場をやっている方もいらっしゃいますが、土地のほとんどが、わずかな瓦礫と荒れた農地だけ。
それらの残された跡地については、何も決まっていない状況でした。

私たち市議団も、市長への予算要望で「北釜の跡地利用」を提起しています。これは、元住民の方から、強い要望があったためです。
元住民の方からは「閖上の方は、どんどん進んでいるが、北釜は止まったままのようだ」と言われたのを覚えています。

そんな跡地の利用について、12日(火)に議員協議会で説明がありました。
それに先だって、8日(金)に関係する住民向けの説明会も開かれています。(私も参加して情報収集しました)

北釜

結論からいうと、総合建設業者が進出の意向があるため、防災公園の東側を先行エリアとして整備し、引続き企業誘致を進めるというものです。
残っている土地(民有地)についても、市が買収をしていきます。
ただ、これ以上の内容については、かなり慎重な説明に終始しています。

市街化調整区域であること、買収が終わっていない民有地が混在していること、インフラがないことなどなど、いくつか課題があるため、企業も進出しにくいようです。
ここに至るまで、予算・決算審査などでも質してきましたが、市の方もかなり難航している感は強かったです。

いずれにしても、元住民の皆さんからすれば、少しでも進むことを歓迎する声です。
ただ、復興期間終了まで、残りわずか。予算的なことから考えても、もっと早く進められなかったのかな、というのは残ります。(市長は今後も国や県などに要望していくとは答弁していましたが)

画像2

北釜防災公園から、先行エリアの方を撮影しました。この景色が変わるのは、もう少しなのかな?

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