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臨時議会の報告、の巻。

 14日(木)に、第3回臨時議会が開かれました。

 この中で、私が聞いたことの一部をお知らせします。

○議案第46号 令和2年度一般会計補正予算(第2号)

 専決処分となっているものです。
 内容は、主に特別定額給付金(ひとり10万円)についてです。(事業名としては特別定額給付金給付事業)
 市民の皆さんの関心が高いことですので、発送した数戻ってきた(オンライン、郵送)数14日に振り込む予定数について聞いています。

 答弁は、4月27日現在の住民基本台帳を元に31,655件を郵送一部宛所が不明で戻ってきているものがある。
 申請の状況として、郵送申請は12日付けで18,044件窓口持参が560件
 オンライン申請は24時間受付だが、締めの都合で12日付けまで873件
 14日に第1回目が振り込まれるが、7日時点までオンライン申請があったものを対象としているので、5月1~6日までに受け付けた478件の振込みの準備を進めている、というものです。

 再質問で、想定外の「窓口持参」について聞きました。
 三密を防ぐために、オンラインと郵送申請にした経緯がありましたし。これを是正する対応等についても質しました。
 答弁は、郵送した申請書の中にもお知らせ文書を入れており、オンラインと郵送を強調している。その後については、市のサイトでもお知らせしている、というもの。
 これについては、事前に実際の現場を見てきているので、改めてまとめます。

 議会が閉会した後に、名取市のサイトでも状況が公表されました。(議会の答弁と若干数が変わっています)

○議案第49号 令和2年度一般会計補正予算(第3号)

 こちらは、商工対策(緊急経済対策)学校教育支援などが中心の予算案です。

 この中で、間もなく学校も始まるので、新型コロナウィルス感染症対応児童通学送迎委託料について聞きました。
 これは、市内の小・中・義務教育学校へのスクールバスについて、過密化を防ぐものです。(愛島小学校、みどり台中学校、閖上小中学校が対応される)
 答弁として、スクールバスの台数を2倍にする、バス車内の乗降りするときに触るところについて消毒する、運行中は換気をする、でした。
 資料を見ると、一般財源(=名取市の持ち出し)で対応し、特別交付税を要望するとあります。交付税要望の見通しと、ならなかった場合の対応についても聞きました。
 答弁は、バス1台当たり年間50万円の特別交付税が認められている。現時点の予算という考えでは、それに基づいて要望していく、とありました。
 国のからの予算が足りないところが、ここに出てきました。

○議案第49号 令和2年度一般会計補正予算(第3号)

 議案第48号で、国民健康保険の傷病手当支給ができるように条例改正され、予算化されたものです。予算額は、115万5千円です。

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 具体的な内容として、適用期間は9月末まで一日当たりの手当てを7,000円支給日数は11日間人数は15人を見込んでいるとのことでした。
 議案第48号の傷病手当支給のための条例改正で、9月末までとありました。
 国から延長などの通達が合った場合は、延長するのかと聞いています。
 答弁は、延長するとのことなので、まずは様子を見たいと思います。

○今回の臨時議会のまとめ

 新型コロナ対応で、名取市も手を尽くしていますが、国からの予算が足りないというのが、大きいです。

 とはいっても、名取市の貯金(=財政調整基金)は、約17億8,000万余あることも明らかにしました。
 この一部を活用した、名取市独自の中小企業や商工業支援、話題になっている学生支援(奨学金)などがあってもと考えました。間もなくの6月議会で提案したいところです。

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