2024年の抱負
2024年の抱負を書きたいと思いつつ、「姿勢を良くする」こと以外の抱負を明確にするのを先延ばしにしたまま、正月が終わった。
明日、沖縄に戻る。
その前に、いまの感覚を書いてみる。
この感覚は、なんだろう。
吉本ばななさんの「違うこと」をしないことを再読した。
プリミ恥部の白井さんとの対談のなかで、凪のポイントから流れを感じることについて書かれていた。流れを澱ませずに、澄み切りながら見る感覚の大事さ。縁の流れをつくるには、現状の縁の流れがどのように起きているのかを感じ取る、と白井さん。たとえいい状態でも変化したい、流れに対して自然にいたい、とばななさん。
流れに逆らうのも違うし、全部を任せてしまうのも違う。
宇宙の流れとシンクロしていれば、ギフトは届き続ける。
そんな話が、いまの私に届く。
私の2023年は、凪のポイントだったのかもしれない。
沖縄に留まりつづけること。
それは、流れに抵抗し、流れを止めているのかもしれない。
私の直観は、なにを教えてくれている?
よこしまな気持ちが、私の選択を澱ませている?
貯金残高と、アパートの更新時期。それらが沖縄から茨城に戻るタイムリミットだと決めていたけれど、あっとゆうまにその期限が迫ってきて、沖縄に住み続ける理由が、突然なにかできたりしないかなと期待したりしていたけれど、それは、ただの執着なのかもしれない、と思った。
夢だった沖縄移住を叶えた先の、いま。
夢を終わらせたくないという気持ちは、ただの停滞。
現状維持は、緩やかな衰退。
茨城に戻ること。実家に戻ること。
楽で慣れた環境に戻ることも、停滞かもしれないけれど。
一度、ゼロに戻る。
それから、また考える。
それもいいのかもしれない。
自分に都合のいい言い訳かもしれないけれど。
戻る場所がある幸せ。茨城に戻ってくることを、喜んでくれて、受け入れてくれる人たちがいる。地元って、不思議だ。地元の心地よさに絡めとられているような怖ささえ感じる。だからこそ、地元を離れて沖縄に行った。それもあって、地元に戻ることは、自分から停滞に戻るようにも感じる。けれど、それでもいいじゃないか。茨城にいても、沖縄にいても、同じままじゃ停滞だ。
沖縄に移住する前の私と、いまの私。
つながっているけれど、別の私だ。
沖縄の経験は、消えない。沖縄との縁も、消えない。
沖縄で知り合った人たちとの縁は、消えない。
だから、大丈夫。
私の好きな場所と人が、増えただけ。
2024年3月に、沖縄から茨城に戻る。
いま、ここで、そう決める。
こうやって書いてみると、ちょっと怖気づく。
本当にそうするのかと、逃げられない気持ち。
寂しいけれど。まだ未練もあるけれど。
茨城に戻る。そう思うと、ほっとする。
その気持ちも、ほんとうだ。
引っ越す準備を考えると、時間は案外限られている。
ひとつずつ、準備を進める。
2020年3月に沖縄へ引っ越す時に、ウクレレとスーツケースとバック1つを持って、飛行機に乗った。茨城から送った荷物は段ボール箱3つ。必要なものは、沖縄で買い揃えた。その逆をすればいいだけ。
その時のスーツケースのタイヤが、今回の帰省準備をしていた時に、ぽろりと欠けた。沖縄と茨城の往復を、何度も一緒に移動したスーツケース。欠けてヒビの入ったタイヤは、茨城まで無事に耐えてくれた。ありがとう。
自宅から那覇空港までの移動中、横断歩道で信号待ちをしていた時に、引っ越した時と同じ荷物を持っていることに気づく。ウクレレとスーツケース。バックはリュックに変わったけれど。もう、このスーツケースと沖縄に戻ることはない。そう思ったら、ただの帰省なのに、引っ越しのような気分になった。引っ越しの予行練習みたいだった。
なにがいいのかは、わからない。
自分で決めきれずに、誰かに聞いてみたくなる。だけど、誰かに決められたくはない。自分で決める。自分で決められるのは、幸せだ。
進む道が定まれば、やるべきことは見えてくる。
だからこそ、自分の望みをもっと明確にする。
夢はいくつあってもいい。
そして、いまのわたしにできることを、する。
行動しながら、考える。
そわそわどきどきするけれど。2024年、はじめます。
【2024年の抱負】
★姿勢を良くする。
★流れに乗る。
★行動しながら、考える。
今年もよろしくお願い致します。
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