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もうやだ

どうやって怒ったらいいんだろう。

大切にされなかったと感じる時、怒る。

怒りの裏には、悲しみがある。

悲しい気持ちや、
私を大事にしてほしい気持ち。

怒りを上手に表現して、やめてほしいことを、
本当にしてほしいことを、伝える。

それが、へたくそだ。

だから、溜め込んで、夢に見る。

何年も何年も年代物の怒りを溜め込んでいる。

夢の中で嫌だったこと。
それは、現実でも嫌なこと。

「もうやだ」


そう声に出して言って、夢から醒めた。

目が覚めた事に静かに気づく。
だんだんと、涙が出る。
じんわりじんわり涙が滲み出る。

何か大切なことに触れている。この夢の怒りや嫌悪感、困惑は、私の何かを刺激する。溶かす必要のあるもの。

あの夢のなかで、どうだったら、
私は幸せだったか。

どうなったら、納得できたか。
満足か。

それが大事なこと。
それに気づく。

自分をないがしろにしているよ。

夢は教えてくれている。

もう終わったと、
自分の中で終わらせたこと。

仕方ない、と
自分の中で完結させたこと。

全然、良くない(きっぱり)。

怒りは溜まり、まだあるのだ。

終わっていない。

夢のなかで怒りを露わにしたら、責められた。
わけの分からないことが起きた。

私の中に、怒ってはいけないという価値観があるのだろう。怒ったら、さらに面倒で、良くないことが起きるという固定観念もあるのだろう。(忘れているだけで、そういう実体験があるのかもしれない。)

私の怒りを、私の為に、表現することが許されない。

私が、それを、許さない。

私は、怒りを表現することを、悪だと思っているんだ。

正確には、怒りを感情的に表現する事への軽蔑がある。感情をコントロールできない人を見下す気持ちがある。

そうなりたくない。

怒りを表現するのは幼稚で、
やり方を理間違えれば、相手を傷つける。

そう思っているんだ。

それが私の信じているルール(偏見とも言う)。

だけど、怒りを表現する事は、大切なこと。

正しく怒りを表現すべき時はある。

怒りへの対処法が、我慢になっているのは、
未熟だ。

夢のなかでも、現実でも。

ぐっと堪える。
その場で求められる対応をしようと努める。
でも、その対価が得られなければ、不満だ。

だけど、その対価は、私が勝手に設定したもの。希望しなければ、主張しなければ、まわりの人には分からない。

怒りや不満を我慢するのは、私の問題だ。
上手に表現すれば、いいだけ。

怒りを感じるのだって、私の受け取り方次第。
上手に受け取れば、いいだけ。

私の価値観が、私のなかに怒りを生む。
私の価値観が、私のなかに不満を生む。

立場が変われば、言い分も変わる。
そうやって、自分の中で、いろんな理由を考える。

だけど、やっぱり、怒ってた(どーん)。

不健康だ。

怒りをなかったことにする。
それは、自分への攻撃だ。

相手とぶつかる度胸と体力がないだけ。
主張や意見を交換するにも体力がいる。
弱虫なだけ。貧弱なだけ。

自分が嫌な思いをしたくないから、我慢する。
すでに嫌な思いをしているから。

疲れ果てていたら、そんな体力はもうない。
そして、仕方ないと思う事で、済まそうとする。

許している訳ではない。
諦めているだけ。

だけど、やっぱり、
諦められてなかった(どどーん)。

私、執念深い女です(恐怖)。

夢の中で繰り広げられた出来事は、意味の分からない事だらけ。理不尽の詰め合わせ。さすが、夢。

でも、落ち着いて考えれば、連想できることは沢山ある。ひとつだけじゃない。過去のいろんなエピソードが、混じり合い、より混沌とした状況だった。そして、忘れていた現実の怒りまで思い出す。思い出さなくて良かったのに。

自分にできる最善のことをする。
自分の機嫌は、自分で取る。

それが、理想とする自分になる為に、自分への誠実さだと思って、やってきたけれど。夢の中でも、やり続けていたけれど。

それは、自分への不誠実さでもある。

理想とする自分像が、分不相応なのかも。

今までのくり返しは、もうやだ。


それが、きっと私の望み。

染み付いた癖は、抜けにくいけれど。
今の私に合った価値観を作り直そう。

自分の優先順位を上げよう。

自分で自分を満たそう。

それに取り組んでいる2023年。
小さなことから、やってみます。

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